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青少年健全育成条例と不健全指定
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20040503/mng_____tokuho__000.shtml
http://pub.twn.ne.jp/no/sosyou.html
マイケル・ムーア氏の華氏９１１がR指定に
http://www.asyura2.com/0406/war56/msg/923.html
個人的意見ですが、これらに共通しているのは動機や真相もよくわからないまま、メディアのせいだというメディア悪影響論が出ています。宮崎勤事件のときは、こんなことになるとは思いもしなかったのでそんなに注目はしていなかったのですが、それでも大量のビデオなどが公開され、それが宮崎勤の犯罪とどう関係するのかについての十分な分析もなされないまま、なんだかよくわからないうちにメディアと宮崎勤の犯罪が関係あるかのような感じになっていったと思う。
宮崎勤の部屋の写真には枕元にエロ本がおかれていたものがあったようだが、これは宮崎の部屋に入ったカメラマンの１人によって配置を変えられたものであるという可能性が指摘されているという。
さらにこのエロ本はエロ劇画誌であったようだが、いわゆるロリコン漫画ではないらしい。
http://www.asyura2.com/0401/nihon11/msg/102.html
これを見てもわかるようにビデオの内容は多種多様でありビデオ収集の趣味はかなりすごいようだが
そもそも宮崎勤は本当にロリコンだったのでしょうか？そういうタイプの漫画やビデオも持っていたという程度なのだろうか？
そしてたしかこの宮崎事件でもホラービデオがどうこうという話が出たと記憶している。
この事件については冤罪かどうかはちょっとわからないが、それでも事件後も含め犯罪とメディアの関係を強く匂わせる報道が非常に多かった事件だと思う
宮崎勤冤罪説のページがどこかにあったと思う。
阿修羅では酒鬼薔薇聖斗の神戸事件については謀略・冤罪説も含めていろいろ言われているので事件そのものは省略しますが、神戸事件にしても少年Ａがホラービデオや連続殺人犯の本などが押収されたと報道されたり（事実ではなかった）、劇画と現実を同一化していたと報道されたり、またまたメディア悪影響論を有名にした事件だと思う。
この事件ではそれだけではなく少年の脅威も強く国民に植え付けられることになったと考える。
http://www.asyura2.com/0311/nihon10/msg/434.html
メディア悪影響論と少年の脅威が事実かどうかは関係なく、大きく報道され少年法改正や青少年悪影響論を理由にしたメディア規制、教育基本法の改正などの話が正しいことであるような方向に話をもっていくことが容易になった。
青少年悪影響論なども根拠がないにも関らず危機を煽ることによって多くの人に青少年を口実にしたメディア規制を正しいと信じ込ませたり、反対しづらくさせていると思われる。謀略だとしたら少年法改正と青少年を理由にしたメディア規制と教育基本法の改正だと思う。改正というが全部ほとんどの国民にとっては超改悪だと思います。
そして今度の佐世保事件では動機はもちろん凶器や被害者の状況なども不明瞭なまま、もうすでにテレビドラマやネット、映画のバトルロワイヤルなどとの関係が言われている。
謀略説・冤罪説ももちろん意識する必要はあると思いますが、それ以前の問題として今回の事件は当事者たちが実際に学校で普段から会っていたのであり、その間に何があったのかもよくわからないにもかかわらずネット特有の事件がどうかもまだわからない段階で、とにかくネットは危険、映画は悪影響を与えるという論調がかなり出ていると思われます。現時点では凶器や被害者がどのような状況だったのかさえよくわかっていないようですが。
特に90年代に入ってからだと思うのですが、上記の３事件とは別に、それまで以上に少年の脅威を煽る報道が増えたと思います。そしてただ脅威を煽るだけでなく、少年は危険だからなんとかしなくてはいけないという論調、
具体的には少年法改正論、教育改正論、メディア悪影響論が特に幅を利かせてきたと思います。現在も続いてます。
昭 和 少 年 犯 罪 史
http://www8.ocn.ne.jp/~moonston/jsyouwa.htm
メディアと「青少年凶悪化」幻想
http://www.jca.apc.org/toudai-shokuren/dekigoto/000824a.html
キレやすいのは誰だ
http://mazzan.at.infoseek.co.jp/lesson2.html
マスゴミの少年犯罪凶悪化激増は大嘘
http://tmp3.2ch.net/test/read.cgi/youth/1079245463/
なんだか構造改革へのコンセンサスを形成するために不況という危機が必要で、そのために中央銀行である日銀が信用創造の仕組みを使ってバブルを作って潰したという主張をしているリチャード・ヴェルナー氏の話を思い出しました。改革（改悪？）のためには危機が必要という点は共通している気もします。
青少年悪影響論を元にした規制は十分な根拠なく表現を規制できるということ自体がまず問題があります。
そして単なる年齢制限や区分わけではなく不健全図書に指定されると事実上発禁になってしまいます。
私は別に積極的に過激表現や性表現を子供に見せるべきとは思いませんが、少なくても連続して不健全図書指定を受ける不健全図書を受けると事実上発禁になるようなものは法律であれ条例でありどう考えてもおかしいです。このようなものは法律であれ、条例であれ、廃止すべきです。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20040503/mng_____tokuho__000.shtml
http://pub.twn.ne.jp/no/sosyou.html
娯楽作品や性表現を低俗だから嫌いという人や娯楽作品やヌードなどの性表現を楽しまない人には関係ないと思われるかもしれませんが、問題として
１ 何が悪影響か？不健全か？を決めるのは支配層かそれの息のかかったものである
２ 何が政治的表現で何が不健全な表現かは境界が明確でない
３ 娯楽作品や性表現中心の本を出版している出版社は同時に政治的な本も出版しています。
４ メディアも資金なしでは独立した活動できない
つまり支配層にとってある出版社の出した本・雑誌の政治的な表現が気に入らなければ、
その本・雑誌の性表現部分やその出版社が出している別の本・雑誌を口実に圧力をかけることも可能だと考えます。恣意的判断で何とでもできるのですから、
その出版社の収入源になっている本・雑誌を不健全指定して困らせることもできるでしょう。
これらがさらに進めば政治的言論も統制できるようになるかもしれない。
また大人で娯楽作品や性表現に興味のある人にはもっと問題があります。
突然、発禁になってしまったり表現が大きく変わってしまったり情報のするのですから。そうならなくても不健全図書指定を受けると流通が大きく悪くなるようなので情報や本の入手も困難になると思われます。
メディア悪影響論や低俗であるといった、根拠なき理論や観念論で規制ができるのは前提から間違っている。マスコミがなぜこれらの問題をもっと取り上げないのか不思議だ。それほど圧力を受けているのか？
結局これらは支配層（エスタブリッシュメント）のための規制なのだろう。だからマイケル・ムーア氏の華氏９１１もＲ指定を受けたのだろう。
http://www.asyura2.com/0406/war56/msg/923.html
参考華氏９１１ついて副島隆彦氏のページ
副島隆彦
http://www.snsi-j.jp/boyakif/wd200405.html#2801
http://soejima.to/
だから青少年悪影響論やそれを口実にしたメディア規制は支配層にとって都合の悪い政治的表現を少年に見せないようにし、最終的には大人にも見せないか見せにくくするようにするためのものだろう。全体主義国家・統制国家をつくるためには表現の自由は邪魔以外の何ものでもない。
しかし、メディアによって青少年が悪影響を受けて犯罪に走るということが科学的に証明されないために危機を煽ってゴリ押しという手を使ってきたと考える。自分は娯楽作品や性表現は見ないし、政治的言論しか表現しないから関係ないと思われる人もいるかもしれませんが、必ずしも無関係とはいえないと思います。それに政治にも関心を持ちながら普通に娯楽作品や性表現を楽しんでる人は多いのではないでしょうか？
昔から表現規制を求める団体としてＰＴＡなどいろいろな団体の名前が出ることがありますが
少なくとも最近は基本的に彼らは見せ玉か、規制は国民が求めているのだという一種のアリバイ工作のようなものに利用されているように感じる。
９・１１の闇の部分や木村愛二氏の裁判もネットでの自由がなければここまで広がらなかったかもしれない。ネット規制をするために脅威を煽ったとしても不思議ではない？
しかし洋楽ＣＤの輸入盤問題といい、娯楽も窮屈にしか楽しめない時代になってきてるんですね。
本当に娯楽ぐらい自由に楽しませてくれと言いたくなります。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。