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強力薬物か、六本木周辺で外国人4人が中毒死
東京・六本木の周辺で今年3月以降、米国人やカナダ人などの在日外国人男性4人が相次いで薬物中毒で死亡、3人がこん睡状態に陥って病院に運ばれていることが、警視庁組織犯罪対策部の調べでわかった。
一部の死者の体内からヘロインとみられる薬物成分が検出されており、これに別の薬物を混ぜた致死性の極めて高い混合薬物が出回っている可能性がある。ほかにも、日本人を含む10人前後が同時期に薬物中毒でこん睡に陥るなどしており、警視庁は、薬物密売ルートの摘発に向けて本格捜査に乗り出した。米国大使館もホームページで異例の注意喚起を始めた。
警視庁の調べによると、4月10日朝、港区愛宕の高級マンションで、米国人の男性会社員(38)が廊下で死んでいるのを、訪ねてきた知人が発見。同じマンションに住む同僚の米国人男性会社員(38)もこの日、自室で意識不明で倒れているのが見つかったが、病院に運ばれて一命を取りとめた。司法解剖の結果、死亡した男性の体内からヘロインの成分に似た薬物成分が検出された。
同日夜、同区六本木のビル内でも、オーストラリア人の元金融機関社員の男(32)がこん睡状態で倒れ、近くの病院に緊急入院した。ヘロインを持っていたため、警視庁は退院を待って、麻薬取締法違反容疑で逮捕した。さらに、4日後の14日昼、六本木の中国エステ店で、カナダ人の男性会社役員(47)が死亡。体内からヘロイン成分が検出された。
警視庁が都内各署に照会したところ、六本木周辺で3月から4月にかけて、ブラジル人男性ら2人も薬物中毒で突然死していたことが判明。日本人を含む10人前後が同時期、薬物中毒でこん睡などに陥っていたこともわかった。警視庁では、この日本人らの薬物中毒にも、六本木周辺での密売が関係していると見ている。
一部の死亡者の自宅から、ヘロインとコカインの2種類の薬物が見つかったことなどから、警視庁は、薬物密売組織が、ヘロインと他の薬物を混ぜた致死性の高い混合薬物の密売を始めた疑いもあるとみており、薬物の特定を進めるとともに、密売ルートの解明を急いでいる。また、ヘロインが他の薬物と偽って密売されているため、使用量を誤った可能性もある。(読売新聞)
[6月12日3時8分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040612-00000001-yom-soci