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http://www.sankei.co.jp/news/040608/sha099.htm
3年生の児童が現場目撃 長崎小6女児事件
長崎県佐世保市の小6女児事件で、3年生の児童の一部が被害者の御手洗怜美(さとみ)さん(12)が倒れている現場を目撃していたことなど、事件直後の学校内の詳細な状況が8日、関係者の話で分かった。
佐世保市教育委員会も同日、当時、駆け付けた6年生の男性担任教師(25)らが現場の「学習ルーム」のドアを閉めていなかったことなど調査結果を公表。児童に心理的影響が出た場合に備え、今後は精神面のケアを重視する。
学習ルームは校舎3階。同じ階に3年生から6年生までの教室があり、3年生の教室が現場に最も近い。
関係者によると、事件は加害者の女児(11)が、返り血を浴びて6年生の教室に戻ったため発覚した。3年生の担任は騒ぎに気付いて事件を知り、階下の職員室に連絡。その間に児童が学習ルームを見に行ってしまったという。
5年生の担任は異常な様子に気付き、廊下側の窓を閉めさせて教室に残るよう児童に指示した。4年生は当初、事件に気付かずに給食を食べていた。
佐世保市教委の教師への聞き取り調査によると、6年生の担任は血まみれの加害女児を見て事態の重大性を察知。「救急車を呼んで」と叫び、追いかけてこようとする児童を制止した。
6年生の担任は、学習ルームで倒れている怜美さんを発見し、入り口を遮るように座り込んで怜美さんの手を持ち上げるなど状況を確認。その後、保健室の養護教員らが現場に来て、脈を取っているうちに救急車が到着した。
同市教委の鶴崎田中耕一教育長は「多くの児童が現場を見たというわけではない」と説明した。
大久保小では事件後、ショックで登校できない児童がおり、6年生の担任は入院する事態になっている。
(06/08 20:17)