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(回答先: <上>凶行 子どもらしからぬ手口〔長崎新聞〕 投稿者 ヒート 日時 2004 年 6 月 06 日 03:17:37)
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/syou6/kikaku1/02.html
崩 壊 感情乱したチャット
被害者の御手洗怜美(さとみ)さん(12)が、佐世保市立大久保小に転校してきたのは二年前。当時の校長は、授業中に見せた怜美さんの姿が強く印象に残っている。
道徳の授業で、児童の母親の一人が話をした。「苦労して産んだのだから命を大切にしてほしい」との訴えに、怜美さんは涙を流した。「感受性の強い子だなと感じた」
小規模校の大久保小は、一学年が一クラス。加害女児(11)とは転校時、つまり四年生からのクラスメートだ。
二人が親密になったのは、課外クラブで同じミニバスケットボール部に入部してから。五年生の時の担任は、二人が親しげに交換日記らしいノートのやりとりをしていたのを見ている。
その関係は、パソコンに熱中してからさらに深まった。二人は「チャット(おしゃべり)仲間」になり、四月ごろからは、別の女児とともに三人でインターネットのホームページの掲示板を使い始めた。
共通の趣味を楽しめる同級生。友情は日記やパソコンを通じて培われた。二人の関係の密度を外からうかがうのは難しい。
「五月半ばすぎに(ホームページの)やりとりの中で不愉快なことがあった」。加害女児の付添人弁護士は三日の記者会見で、女児の感情のうっせきが少なくとも半月続いていたことを明らかにした。
パソコン画面上で交わされるメッセージ。短い文章のやりとりに、加害女児の感情は次第にかき乱され、爆発した。
県警の事情聴取に、「(怜美さんから)容姿や性格について書かれたことが不満だった」と語った加害女児。怜美さんに「やめて」と伝えても収まらず、事件の三日前、殺害を決めた。
「(怜美さんに)手紙や掲示板でなく、会って謝りたい」。付添人に対し、女児はこう語っている。殺害後にようやく、生身の怜美さんの存在を感じたかにも取れる。目の前の同級生を切りつけることに、どれほどの現実味があったのだろうか。
怜美さんは、パソコン上の「友達」について、五年生の時の文集に暗示めいた作文を残している。「顔や姿はみえないけれど、仲良くなればここまで親密になれるんだなぁとおもいました。逆に顔や姿が見ないからこそ相談に乗ったりできるんだなぁとおもいました」
2004年6月4日長崎新聞掲載