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(回答先: 容疑者死亡「やむを得ない」=宇都宮立てこもり事件で佐藤警察庁長官(時事通信) 投稿者 シジミ 日時 2004 年 5 月 20 日 19:39:53)
容疑者、そして一緒にいた女性の死亡という結果になった宇都宮市の立てこもり事件の捜査に問題はなかったのか、警察の捜査を検証します。
【発砲】
警察が先に発砲したことを明らかにしないことが立てこもりの動機だ、と主張していた畠山武人容疑者(41)。食い違う発砲の状況。事実は、畠山容疑者の自殺で見えにくくなりました。
警察官の発砲に関する「取り扱い規程」。警察は、こうした規程や内規でホルダーからけん銃を抜くことができる条件から発砲に至るまで、使用条件を細かく規定しています。この条件が緩くなったのがおととしです。東京世田谷で刃物を持った男に対し、はじめにけん銃を向けられず警察官が殺された事件がきっかけでした。
今回の発砲について神奈川県警のある幹部は「仮にこちらから発砲していたとしても、 相手がけん銃を構えていれば問題はない」と話しています。
【44時間】
警察が突入するまでにかかった時間は44時間。19日の午後1時半前。畠山容疑者が立てこもった部屋の1つ上の3階ベランダに人影が現れ、何か下の階に物を降ろすような作業をしているように見えました。
「集音マイクやカメラなどを駆使して内部の状況を把握するわけですね。上層の階からファイバースコープのようなカメラを垂らして内部の様子見る可能性はあります」(元警視庁捜査一課長・田宮榮一氏)
密室で何が起きているのか。警察にとって最大の懸案だったのは一緒にいた女性の立場でした。そして栃木県警は、20日未明までに女性は人質ではないと判断したのです。
「(女性は)けん銃の共同所持の容疑対象としています。被疑者でなかった事は考えていません」(栃木県警会見)
【被疑者死亡】
閃光弾の投入を何度も試みる捜査員。部屋に突入できたのは、この1発めの投入から6分も経った後でした。しかし、2人は効果的に投入できなかった1発目の時点ですでに自殺をはかっていたと警察はみています。最も事情を知る立場にあった2人の自殺。
「一番悔しい思いをしているのは警察ですよ。犯罪者の自殺はその犯罪の最大の証拠隠滅ですから。犯人が自殺するのではという何らかのサインを感じ取ったのではないですかね。(Q.それが突入のゴーサイン?)もちろんそうなります」(田宮榮一氏)
警察庁の佐藤英彦長官は、栃木県警の突入はやむを得なかったとしながらも、当初の神奈川県警の捜査手法には反省点があったとしています。(20日 16:39)