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http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20040422k0000m040153000c.html
宮城県警の捜査報償費を巡る疑惑で、同県の浅野史郎知事は、捜査員からの使途の聞き取りを23日までに実施したい、との意向を文書で県警に伝えた。県警も99年度の報償費関連文書について捜査員、協力者の氏名を隠さず全面開示することや、捜査員への聞き取りを受諾する方針を固めた。知事の直接関与という前例のない方法で、報償費の使途解明が進められることになる。
知事の要請は、仙台市民オンブズマンが知事を相手に99年度の報償費支払先や個別金額などを開示するよう求めた訴訟が背景にある。被告の知事は、法廷外では使途に疑問を投げかける一方、法廷内で請求棄却を求める状態になっている。こうした態度の釈明を原告から求められたことを受け、知事は自らの手で報償費を調べたいとの強い意向を県警に伝えた。
県警はこれまで、知事の再三の申し出を拒否してきた。しかし、訴訟での求釈明と、県警OBによる不正流用の「暴露」という事態が重なり、「今回は特別な事情もあり応じないわけにはいかない」(県警関係者)と判断したとみられる。
知事の意向を受け、県の担当者は県警からの「回答」が来次第、調査を始める準備を進めている。ただし、捜査員からの聞き取りについて、県幹部は「できるだけ早く始めたい」とする一方、具体的な時期の明示は避けており、文書の精査を進めたうえで聞き取りに入る可能性もある。
毎日新聞 2004年4月22日 3時00分