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(回答先: 一家殺害の責任なすり合い 中国で拘束の2容疑者供述(共同通信) 投稿者 エンセン 日時 2004 年 4 月 22 日 05:46:58)
福岡一家殺害 首謀 互いになすり付け 中国側調書を採用
福岡市東区で昨年六月、衣料品販売業松本真二郎さん=当時(41)=一家四人が殺害された事件で、中国公安当局に身柄を拘束されている日本語学校元生徒、王亮(22)と私立大元留学生、楊寧(24)の両容疑者=いずれも吉林省出身=の供述調書の内容が二十一日、一部明らかになった。それぞれ「自分は殺害には反対した」などと主張。責任をなすり付け合っている実態が浮かび上がった。同事件では、元専門学校生、魏巍被告(24)=河南省出身=だけが日本で逮捕、起訴され、強盗殺人などの罪で公判中。
魏被告に逃亡資金を渡したとする犯人隠避などの罪に問われた元専門学校生、王打被告(22)の公判が同日、福岡地裁であり、中国公安当局が作成した王、楊両容疑者の供述調書が初めて証拠採用され、検察側が一部を読み上げた。日本の刑事裁判で、中国当局が作成した調書が採用されたのは初めて。
検察側によると、王容疑者は「楊容疑者が松本さん一家の殺害を言い出した。殺害目的と思わせるために四人とも殺した。自分は殺すのはやめようと思ったが楊容疑者が納得しなかった。(現場で)最初に殺害行為に及んだのは魏被告」と供述。楊容疑者は「(自分が)侵入先として松本家を提案した。一家全員の殺害は、自分と王容疑者が反対したが、魏被告が(殺害を)決めた」と供述しているという。
一方、魏被告は供述調書で「王容疑者から『一緒にあることをやれば分け前をやる。カードを奪って暗証番号を聞き出し、全員殺す』と持ちかけられた。強盗などもやっていたので、捕まらなければ何をやってもいいと思っていた」と主張。三人の言い分は大きく食い違い、幼い子どもを含めた四人の殺害に至った「首謀者」の役割を押しつけ合っている。
王、楊容疑者の供述調書は、中国での調べに福岡地検検事らが立ち会い、日本側が送付した取り調べ項目に基づき作成された。日本の刑事訴訟法に基づき、黙秘権の告知や、供述内容の口述、署名などの手続きを踏んでいる。魏被告の公判でも検察側が証拠申請しているが、弁護側が認否を留保しているため、まだ採用されていない。(西日本新聞)
[4月22日2時14分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040422-00000023-nnp-kyu