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(回答先: Re: 君がおさめる(中央:ヲ)ヤヌチ(家内)守る東西南北(キツサネ)風水の基本もここから。トコシナエノヤイロハタ。 投稿者 金十字架 日時 2004 年 4 月 25 日 23:48:28)
金十字架さんへ
はじめまして。
ホツマツタエは、サイトで読める部分や民間の研究者の方の書いたものをちょっと
読んだだけですが「書紀」と「古事記」の欠落部分をある程度埋めることができる
資料のようだ、という印象を受けました。(記紀はむかしちょっとかじったことが
あるんですが、その整合性のなさというか本来の意味での物語性の欠如に「なんだ
これ」と思った覚えがあります)
その意味では偽書ではないかもしれませんが、しかし、そのこと自体、仰るように
時の為政者に都合のいいように編纂されたものであること、(後世の改ざんという
意味ではなく)嘘が混じっていることの証明でもある、ということ=大和朝廷以前
の日本を正しく描いたものとは言えない、と。
> 賢い方なら、また縁がある方なら、正しい史観を作る鍵を見つけ、つながりを
> 統べて理解出来るのではないしょうか。ヒントをいうとすれば、今の"出雲"は
> まるで場所が違う、という事ぐらいです。
> ともかく、そうした事を考えて行くと、この国に漢字が流入したきっかけや、
> 神道とは何か、日本の仏教とは何かなどはすぐに解明できると思われます。そ
> して視点は突如宇宙へ向けられていくはずです。
>
> 日本は漢字流入以前は諸民族、その言葉、地名がすべて入り交じっていた都と
> しての国土だったと思います。ここで良く出てくる破落戸(バラクーダ)などと
> いう言葉が今の現代日本語にも残っている事はBABELを連想させます。
>
> 結局今の米英の祖先が戦火によって侵略→英語圏拡大で、言霊、音霊の正しい
> 力が世界を包まなくなったという事で、今の地球が大きくバランスを崩してい
> ることなども確かだと言えると思います。
金十字架さんが仰っている“出雲”の意味が「大和朝廷の侵略に抵抗した原日本人
の拠点」という意味であれば、むしろ東北なのかなと思います。津軽の十三湖(湊)
かもしれないし多賀城かもしれませんが、その辺はよくわかりませんし“出雲”の
場所を比定することに「ここでは」それほど大きな意味があるとは思えません。
個人的にはむしろ「史観」という言葉に引っかかります。
端的に言うならば「日本は単一民族国家であるという史観に囚われている限り見え
ない部分がたくさん出てくるのではないか、といったことです。これは特に証拠が
あるわけではありませんが、単一民族あるいは純血種であることにアイデンティテ
ィを求めるのは一種のコンプレックスだと思うのですね。平たく言えば「いいじゃ
ん、混血民族で」ということです。そのほうが気が楽だと思うんですよ。
そもそもこの地球上に、純粋な単一民族、優等民族が存在するというのはどう考え
てもあり得ないと思います。その嘘が無数の悲劇を生み出す原因になってきたはず
です。ここ100年で見ても、ヒトラーのドイツ、日本、近くはコソボ、ツチ族、
今のアメリカだってそうです。人種がミンシュシュギというイデオロギーに変わっ
ただけのように見えます。
> 言霊文字、所謂ホツマ文字の素晴らしさは知れば知る程、明解にそうした欠如
> した部分を補ってくれる点に尽きます。音霊も理解する事で、日本のこの言葉
> の文化が全ての言語の基本だという事も理解出来ると思います。
ホツマの面白いところは字形がそのまま宇宙観を表していることですね。一から始
まって多へと分化していく。それを見れば分化した後で一(単一民族)を持ち出す
ことの愚かさに気が付くはずです。
> いやいや本当にこうして話しするだけで身体が暖まってきます。実際は楽しい
> 世界なのです。戦争を生むものさえ無ければ。
はい。
まったくですね。
できれば声に出しながら書きたいところですが(笑)。
また教えてください。