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(回答先: Re: 次から「やまとことば」を中心にしましょうか<賛成! 投稿者 NUE 日時 2004 年 4 月 24 日 19:35:01)
それでは思ったところを
NUEさん。 こんばんは。
この手の変わったスレを読んでいただき、ありがとうございます。
(学術的には「神代文字」と口にした時点で「アウト」だそうですが(笑)、)
もし文系の学者だったらアウトでしょうね。
幸い私はまったくの門外漢ですので、何の問題もありません。
ここは一部で根強い人気を誇る「爬虫類宇宙人」も決して管理人に文句をいわれないという、天国の花園なのです。
(オングという人が書いた「声の文化と文字の文化」だったと思いますが、
文字のない時代には記憶に頼るしかなく韻律や繰り返しがないと記憶しにくい
というような話を読んだ覚えがあります。)
「記憶に頼るしかない」という見方は、一面では真実ですが、
そもそも「ことば」とは何かという場所からは考えていない感じがしますね。
(この本は未読ですから断定できません)。
「ことば」って、原初の段階では、みんなで仲間内や自然(の目に見えない存在)と交流して
気持ちよくなるために使われていたのではないかな?
その原初は「霊性」を抜きにしては理解できないと思う。
だから韻文なんだよね。
もちろん原初の段階では、たいてい「無文字社会」です。
ムラ内で伝承に対立がない(少ない)からです。
無文字社会が文明的で、文字社会が文明的ではない、ということはまったくありません。
伝承の対立があるから、文字−紛争−焚書という順番で伝承が変形造作されていくわけですね。
文字は「転落の第一段階」ともいえるわけです。
複数のムラを征服、統合する「帝国」みたいな存在が出現すると、
文字やら成文法が出現するのだと思われます。
ムラごとに伝承や意見が違うからですね。
万葉集の時代の水準ですと、
もう今日とある意味そんなに変わらないような複雑な社会みたいですよ。
最近、奈良県から小役人(万葉集に出ている)の棒給やら生活やらをことこまかに書いた文書が出土研究されているそうです(テレビでやっていました)。
なにしろ歌の数が凄いし、社会階層も本当に多岐にわたっている。
こういう社会が無文字でそんなに急激に出現するのか?
というのは普通の疑問なわけです。
ホツマツタヱは、国内での紛争や激しい利害対立、内戦が書き込まれています。
だから、これがもし古い時代の伝承だったとしたら、
もうとっくに文字社会の段階のはずでして、
「無文字社会からの転落」は開始されているのです。
(少なくとも貴族階層には文字が伝承されていたはず。
そうしないと、伝承に対立が生じ、紛争の種となり易いからです)。
ちょっと先走りすぎたので、これはこのへんで。
サンスクリット!
これは私にはまったくお手上げですねえ。