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(回答先: 大規模津波で７百人超死亡 スマトラ島沖でＭ８・９ 【共同】 投稿者 デラシネ 日時 2004 年 12 月 26 日 19:15:33)
12/26 20:17 大津波で３千人死亡 インド洋のリゾート襲う スマトラ島沖でＭ
【ジャカルタ２６日共同＝八谷敏弘】インドネシアのスマトラ島
沖を震源に、最大でマグニチュード（Ｍ）８・９の非常に強い地震
が二十六日、相次いで発生し、大規模な津波がスリランカなどイン
ド洋沿岸の少なくとも六カ国を襲った。津波はプーケット（タイ南
部）など日本人に人気の国際リゾートも直撃。ＡＰ通信によると、
スリランカで少なくとも千五百人、インドで千人が死亡したほか、
インドネシアとタイでも被害が拡大しており、死者総数は少なくと
も五カ国で約三千人を超えた。
ロイター通信によると、タイ南部の島々でダイビングをしていた
百人以上の観光客らの行方が分からなくなった。このほか、各地で
外国人を含む多数が行方不明になっており、死者数はさらに増える
恐れが強い。米地質調査所によると、地震の規模は一九六四年以降
最大で一九〇〇年以降で五番目の強さ。
同日午後五時（日本時間同七時）現在、日本人が巻き込まれたと
の情報はないが、外務省は緊急連絡室を設置し情報収集を急いでい
る。
最大で高さ約十メートル近い津波が各国の沿岸に到達。スリラン
カでは東岸沿いの漁村などに被害が集中し、インドでは南部タミル
ナド州など三州で多数の遺体が収容された。インドネシアではアチ
ェ州などで多数の子供を含む四百人以上が死亡した。
また、タイ政府当局者によると、プーケットを含むタイ南部など
で百五十人以上が死亡。マレーシアでもリゾートのペナンで七人が
死亡した。
モルディブでは首都マレで三分の二が冠水。空港が閉鎖された。
米地質調査所の観測では、スマトラ島西方で二十六日午前八時（
日本時間午前十時）ごろ、Ｍ８・９の地震を観測。震源の深さは約
十キロ。その後も同島北方のインド洋アンダマン諸島などを震源と
するＭ５―７級の地震が続発した。
日本の気象庁によると、この地震で日本への津波の影響はないと
いう。
20041226 2016
[2004-12-26-20:17]
12/26 20:25 ＴＳＵＮＡＭＩに無防備 リゾート客らのみ込む
インドネシア・スマトラ沖合で二十六日に発生した地震は「想定
外」（タイ当局者）の大規模な津波を引き起こし、タイ南部プーケ
ットとクラビ、モルディブなど、日本人にも人気のあるビーチリゾ
ートに深刻な被害をもたらした。地震の規模は過去四十年では最大
。高さ十メートル級の「ＴＳＵＮＡＭＩ」は東南アジアから南西ア
ジアに至る各地を襲い、無防備の観光客らをのみ込んだ。
テロによる観光収入減に悩み、テロ対策に腐心してきた各国だが
年末の「観光シーズン」に、これまで経験したことのない津波災害
に虚を突かれた格好だ。
プーケットはアンダマン海に浮かぶタイ最大の島。豪華なリゾー
トホテルが林立し、日本人観光客やダイバーに人気がある。
津波がプーケットの海岸を襲ったのは、同日午前十時半（日本時
間同午後零時半）ごろから十一時ごろ。砂浜は、朝食を終えて遊ぶ
家族連れの観光客でにぎわっており、多くの人があわてて避難した
という。
「何が起きたのか分からなかった」。プーケットのホテルの従業
員は、津波に襲われた当時の状況を振り返る。
二〇〇一年九月の米中枢同時テロ後、アジア各地のリゾート施設
や歓楽街、欧米人らを標的としたテロ警戒情報はあったものの、地
震があれば当然想定される津波の発生については、特に東南アジア
各国では政府当局からの警報もなかったようだ。
この日の朝、タイの首都バンコクでも激しい揺れを感じた。市内
のあるホテルでは従業員が真っ先に外に飛び出したが、宿泊客によ
ると「館内放送や避難勧告はなかった」という。
タイの首都警察によると、バンコクで地震があったのは一九八三
年以来。ホテルなど人が多く集まる施設が〓（始めダブルミニュー
ト）地震対応マニュアル〓（終わりダブルミニュート）を持ってい
たとは思えない。
一方、死者が千五百人を超えたスリランカの大統領府は、国際社
会に緊急支援を要請。インドのシン首相は海軍にインド洋での警戒
態勢を強化するよう指示した。
地震を予知、または察知した政府当局が津波に対する警戒を早急
に呼び掛けていれば、各地で被害のかなりの部分は防止できた可能
性がある。
東北大大学院の今村文彦教授（津波工学）は「日本や米国などの
環太平洋地域では津波情報を共有するシステムが確立している。だ
が、インド洋をまたぐ東南アジアと南西アジア地域では、それが欠
如している」と指摘する。今後、各国で行政当局の責任を問う声が
出るのは必至だろう。（バンコク共同＝遠藤一弥）
20041226 2025
[2004-12-26-20:25]
12/26 20:41 「黒い波が子供のんだ」 海岸近くでわが子捜す親ら
【ロクスマウェ（インドネシア・アチェ州）２６日共同】「五メ
ートルの黒い高波が、浜辺の子供や家屋を次々のみ込んだ」。イン
ドネシア・スマトラ島西方沖の地震による津波は二十六日、同島ア
チェ州のマラッカ海峡に面した沿岸部でも深刻な被害に。犠牲にな
ったのは子供が多く、わが子を捜す親の姿もあった。
アチェ州北部ロクスマウェ郊外の海岸近く。「必死にマンゴーの
木につかまった」。ようやく難を逃れたというムハマドさん（８０
）は、家とともに孫二人を失った。波が引いた後には「あちこちに
子供の遺体が転がっていた」と、涙ながらに話した。
ロクスマウェは人口約五十万人。周辺の海岸は、同日午前八時（
日本時間午前十時）ごろの大きな揺れから約三十分後に第一波が到
達、その後、午後零時半までに津波は断続的に三回続いた。波の高
さは二・五―五メートルに達したという。
主婦インドゥンさん（４０）も、家の前で洗濯をしていたところ
、「爆発のような音」とともに押し寄せる津波に気づいた。連れて
逃げようとした二人の子供はあっという間に波にのみ込まれた。
別の村の村長ヤコブさんは、津波が来た際、ロクスマウェの街中
でコーヒーを飲んでいた。「人々が口々に津波だと叫んで逃げ惑っ
た」。自分の村の様子を見に戻ったところ、約五百世帯の村は、多
くが避難したためか、誰もいなくなっていたという。
20041226 2041
[2004-12-26-20:41]
12/26 21:01 悲鳴上げ逃げる家族連れ にぎわう砂浜、高波襲う
【バンコク２６日共同】突然、クリスマス休暇の外国人観光客ら
でにぎわう観光地プーケットを津波が襲った。ビーチパラソル、デ
ッキチェアをのみ込みながら迫る高波。家族連れの観光客が悲鳴を
上げて逃げ惑った。
「高さ十メートル以上もあるかと思うような波が押し寄せてきた
。砂浜に出て遊んでいる観光客も多く、波に巻き込まれてけがをし
、病院に運ばれた人もいた」。同島西部バンタオビーチにあるラグ
ナ・ビーチ・リゾート・ホテルの従業員は、当時の状況を語った。
津波が来た瞬間を見ていた空港職員（３３）によると、「突然、
波が堤防を乗り越えてきた。観光客が波の中にいた魚を見ようと海
の方に行った次の瞬間、波に引き込まれそうになりパニックになっ
た」。
南西部カロンビーチのホテルには「海岸から二十メートル以上離
れたホテルの敷地まで水が押し寄せた」という。また、プーケット
空港近くにあるホテルのプールは泥で埋まり、レストランも波に洗
われた。
タイ南部の世界的な観光地プーケットは、この時期がハイシーズ
ン。クリスマスや正月を南国ですごそうとする日本人観光客でにぎ
わう。
津波が襲った午前十時半から十一時ごろは、ちょうど観光客が朝
食後のひとときを砂浜で楽しんでいた時刻。波が去った後には、パ
ラソルやデッキチェア、横倒しになった釣り船が散乱していた。
20041226 2101
[2004-12-26-21:01]
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。