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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041025-00000023-san-soci
新潟県中越地震の震源の周辺で、今年に入り地震の発生が減少し、大地震に先行する「静穏化」ともとれる現象が起きていたことが二十五日までの気象庁の観測で分かった。
静穏化は、大地震の発生前に、その震源域で地震活動が極めて少なくなる現象で、これまで海溝型地震で報告された。今回のような内陸の活断層による地震でも起きるとされ、前兆現象としての研究が進められている。だが、未解明な部分が多く残されている。
政府の地震調査委員会の津村建四朗委員長は「この現象が静穏化の可能性はある。ただ、今回の地震の前兆現象とは断定できない」と話している。
気象庁はマグニチュード(M)6・8の本震と、M6以上の三回の余震の震源が分布する約二十キロ四方の領域に着目。平成十三年一月以降にこの領域内で起きたM1以上の地震活動を調べた。
その結果、十五年まではほぼ一−二カ月に一、二回のペースで定常的にM1−2クラスの地震が起きていたが、今年は一月に二回、四月前半に一回記録しただけで、それ以降、半年間にわたって起きていなかった。
気象庁は「データが少なく、長期的に観測すれば、よく現れる現象の可能性もある。直ちに静穏化とは結論できない」と慎重な見方を示すが、静穏化は地震発生後の調査で判明することが多い。海溝型地震に比べ解明が遅れている、内陸型地震の特性を解明する意味でも注目されそうだ。
(産経新聞) - 10月25日15時17分更新