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(回答先: ペンタゴンの未公開レポート 投稿者 アラジン 日時 2004 年 10 月 23 日 14:57:35)
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世界の環境ホットニュース [GEN] 423号
発行:別処珠樹 転載歓迎 04年9月20日
地球がとけだしている
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私たちは、気候に影響を及ぼすことのできる最初の世代であるとともに、
その結果から逃れることのできる最後の世代だ――ジョン・マケイン
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グリーンランド、カナダ、アラスカ、ロシアに居住する15万5000人のイヌイット
が「イヌイット北極周辺地域会議」を構成しています。その議長をつとめるシェ
イラ・ワット・クロウティアさんは、自分たちがすでに厳しい地球温暖化の影響
を受けていると、アメリカの上院通商委員会の公聴会で訴えました。「地球は、
文字通りとけ出しています」というのが彼女の発言です。
▼イヌイット北極周辺地域会議(居住地域の地図あり)http://www.inuit.org/
すでに数々の異常気象をはじめ、永久凍土や氷河がとけだす、流氷が減少する、
などの変化をイヌイットは感じてきた。その他、メンフクロウ、コマドリ、蚊な
ど、これまで見たことのなかった動物を見るようになった。自分たちを早期警戒
システムだと思って、人と地球とが一体であることを知ってほしい――そうクロ
ウティアさんは訴えています。
通商委員会の議長を務める共和党のマケイン議員は、最近になって北極圏を訪れ、
この地域が他の地域より速く気候変動の影響を受けることを実感したそうです。
同議員は民主党のリーバーマン議員と組んで気候管理法案をまとめ、これに対す
る支持を集めようとしてきました。すでに昨年、この法案は否決されていますが、
両議員は繰り返し成立にむけて、超党派で努力を傾けているようです。
▼NEDO海外レポート「米気候管理法案、上院本会議で審議」(日本語)
http://www.nedo.go.jp/kankobutsu/report/919/919-01.pdf
しかしブッシュ政権は二酸化炭素の排出量を規制する政策を嫌っていて、気候に
影響があるという考え方そのものを繰り返し疑問視してきました。これに対し、
公聴会に出席した二人の科学者は、このままでは壊滅的な結果を招くだろうと発
言しました。一つの研究は、今世紀中に北米と欧州を襲う熱波が、さらに回数を
増し、永く続くようになるだろうというものです。もう一つの研究は、カリフォ
ルニアが極端に暑くなり、これに伴って死亡率が上昇し、シエラ山脈の積雪が減
り、水の供給が大幅に減るというものでした。
極地の気候変動については、「北極気候影響アセスメント」を実施する 300人の
科学者・専門家・極地原住民からなるグループが、近く報告書を発表することに
なっています。この中でアラスカ・西カナダの気温がこの60年間に摂氏3〜4度も
上昇していること、北極圏の氷が30年間に10%減っていることなどを、明らかに
しているそうです。しかし、ブッシュ政権がこれに圧力をかける動きが見られる
とクロウティアさんは訴えました。
▼ワイアード・ニューズ日本語版「北極の温暖化が急進展」
http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/technology/story/20040531303.html