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(回答先: ブラックホール:ホーキング博士、自説を撤回(毎日新聞) ― ホーキング「私は情報のパラドックスを解決した。」 投稿者 シジミ 日時 2004 年 7 月 15 日 20:21:09)
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20040723k0000m040040000c.html
「車いすの宇宙物理学者」として知られるスティーブン・ホーキング英ケンブリッジ大教授(62)は21日、アイルランドで開かれた国際学会で講演し、「ブラックホール内部の情報はすべて失われ、外部には出てこない」とする30年来の自説を誤りだと認めた。
AP通信によると、この日の講演でホーキング博士は、失われた情報はブラックホールを通って別の宇宙に移動する可能性があると主張してきたことについて、「SFファンを失望させて申し訳ないが、ブラックホールを通って別の宇宙に行くことは不可能だ。もしブラックホールに飛び込んでも、バラバラになってわれわれの宇宙に戻ってくるだけだ」と話し、聴衆を沸かせた。
また、自説の誤りを認めたうえで「ブラックホールの中身は長期間保存され、ブラックホールの崩壊に伴って外部に漏れ出てくる」という新説を発表した。詳細は来月、論文として発表される予定だが、従来ホーキング説に反対していたカリフォルニア工科大のジョン・プレスキル教授は講演を聞き「賭けに勝ったのはうれしいが、正直言って、彼の話は理解できなかった」と述べたという。
ホーキング博士は76年、ブラックホールは徐々に質量を失い、最後には消失するという理論を発表した。ブラックホールが消滅すれば、内部の情報もすべて失われると主張した。しかし、この理論は量子力学と矛盾するため「情報のパラドックス」と呼ばれ、物理学界の論争の的だった。【西川拓】
毎日新聞 2004年7月22日 19時21分