現在地 HOME > 掲示板 > 地震・天文11 > 268.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 地球の大量の水は、どこからきたのか?【アストロアーツ】彗星由来説を検証 ← 彗星探査機ロゼッタ 投稿者 エイドリアン 日時 2004 年 6 月 30 日 23:09:55)
この度、「万屋工房」よりの掲載依頼があったのを良い機会に、折にふれて水に関連して面白いなと思ってきた事どもを、そこはかとなく書きつづってみようかと思い始めました。同好の士がいらっしゃれば、掲示板などで是非ご連絡ください。情報交換などしたいと思います。
さて、水に関するおハナシの第1弾としては、やはり、我らが母なる大地、つまり地球という名の惑星が持つ膨大な量の水の“起源”から始めるべきでしょう。地球の表面積の7割は水で覆われていると言われます。正に“水の惑星”です。宇宙飛行士らが「地球は青かった」とか「わたしはカモメ」と言ったのも、この膨大な水あってこそのことです。金星や火星からではこうはいきません。勿論、生命が発生し、人間という知性体が地表を覆うようになったのも、すべてこの膨大な水があったためであるのは言うまでもありません。
ところが、この地球上の水の起源は如何に、ということになると、ほぼ正しいと思われる理論が定説となったのが、たかだかここ10年のことにしかすぎません。これとても実証された訳ではないので(実証のしようもないでしょうが)仮説の一つにすぎないわけです。但し、今のところ限りなく真実に近い仮説と言うわけです。この説の紹介は次号にでも譲ることにして、ここでは、今から20年ほど前(たった20年前)に出された、誠に興味深い、かつ希有壮大な仮説についてその一部をご紹介します。
この仮説の面白い点は、もしもこれが事実だとすると、未だに地球上で謎につつまれた多くの問題が誠に鮮やかに解明されてしまうことです。 例えば、氷河期の生起、恐竜の絶滅、炭田の成因、サハラ/ゴビ等の大砂漠の大量の砂の成因、北極圏の大氷塊、ノアの箱船伝説、等々いま一つはっきりしていないことが、本書では天体Mによるものであることが理路整然と説かれており、つい納得させられてしまいます。その反対に、天体Mの存在は、この地球が何時の日かハルマゲドンを迎える可能性のあることを示唆するものでもあり、真に怖い仮説ということにもなります。
なお、現在は、地球の水の起源は地球そのものである、という考えが定説になっているようですが、これとても何時ひっくり返るか分かりませんので、この高橋仮説が再び日の目をみる可能性が全く無いというわけでもないと筆者は考えております。