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なんのために人間はここまで生きてきたのか。
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投稿者 風光明美 日時 2004 年 4 月 11 日 17:08:31:NhX5Ag1tK.rqo
 

(回答先: 04〜06年、東海地震が起きる! 防災科学技術研究所が警告 [SENKI] 投稿者 なるほど 日時 2004 年 3 月 31 日 01:38:48)

人間はより幸せになるために科学技術を発達させて、その欲望の実現のひとつとして原子力の技術を利用して発電をおこなう方法を会得しました。一方で、自然災害から身を守るため地震などの予知のむずかしいと言われた天災にも地震予知学という科学技術のメスが入るようになり、現在ではある程度の地震の予知も可能になりました。ただ不思議なことにそういった人間をより幸せに向かわせるはずの学問は、人間全体という視点を欠いた一部の自分だけの欲望を満たすことで躍起になり回りが見えなくなった権力者や利権者によって簡単に葬られてしまうことが往々にしてあります。過去にそのような一部の為政者や企業家の欲望(私欲)のため、何百万という人間が犠牲になってきたことかわかりませんし、現在もその状況が途切れることなく続いています。チェリノブイリ原発の事故の影響で現在まで40万人ほどの人々が既に死亡しているという話を先週、カナダのある大学教授から耳にしました。実はあの事故のあった年にヨーロッパを偶然旅していました。そのことでいまだに忘れられないことが二つあります。ひとつはスイスのスーパーマーケットで東ヨーロッパ産のチョコレートが異常に安い値段で何気なく売られていたこと。もうひとつはポーランド政府が放射能に汚染されたミルクを貧しいネパールのための食料援助として、ネパール政府にミルクの無料配給を善意の振りをして申し出たこと(ネパール政府はミルクが高濃度の放射能に汚染されていることに気づいてその申し出を結局断った)です。人間の幸せを考えるときに常に関わってくる重要な問題は、他人を思いやる心、そして個々の人間の持つモラルでしょう。適切なる倫理観を所有しない人間が権力を持った時、これまで世の中で起きた救いようもない災難をいやと言うほどこれまで見せつけられて来ました。残念ながらこれまでの浜岡原発を取り巻く状況も同様であるのは間違いないようです。本当に心からより人間を幸せにしたいもしくは、なって貰いたいという人は、「原発が危険だと思う人はこの町から出ていけばいい」なんていうことを口がさけても言わないでしょうし、まずそういうことを思いもしないでしょう。また中部電力の「浜岡原発は絶対に安全」という姿勢にも心から驚かれされます。そのようなことを本心から言っているのなら、中部電力の社長に別荘を建ててあげて週末だけでも浜岡原子力発電所のすぐ隣に住まわせてあげたい気持ちになります。スリーマイル原子力発電所がメルトダウンを起こしている最中、アメリカ政府はどの先端の防災技術を使ってもそのメルトダウンを止めることができずにいました。そのためにアメリカ東海岸では住民がパニックを起こす寸前でした。その意識の危機状態を沈めるためにその時のアメリカ大統領、カーターは身を投げ売ってメルトダウンが起きている最中の発電所の敷地内にはいっていきました。それによって住民のパニックは収まり、また偶然にもメルトダウンも止まり、放射能漏れの被害が多くの人間を殺戮することなく済みました。この惨事からアメリカの原子力発電の政策はがらっと変わりました(私欲だけで世界を滅ぼしながら生きているブッシュ政権になって事情が反転しつつありますが)。東海地震によって浜岡原発で事故(メルトダウン)が起きた時、真っ先に安全の証をするためにやって来ていただきたいのは、中部電力の社長と浜岡原発の操業認可をした日本政府の役人の人々です。このことは御前崎市の人々も以上のことを肝に銘じて覚えておいていただきたいことです。御前崎市の今回の市長選挙は、これからの本当の人間の幸せを考える時に、人類にこの上もない重要な意味を与えることになります。選挙運動がんばってください。心から想像力のある自分以外の人間のことを思いやることのできる市長が生まれることを願っております。

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