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(回答先: カイパーベルトにあるペア小天体の生成メカニズムを解明【東大大学院 理学系研究科】 投稿者 エイドリアン 日時 2004 年 3 月 15 日 20:22:55)
(それぞれの絵をクリックすると大きな絵が表示されます。)
中心で光っているのは太陽。そのまわりの線は惑星の軌道。斜めの楕円が冥王星の軌道。そのまわりに真珠の首飾りのようにあるのが、カイパーベルト。これは実際に現在見つかっているものの2004年1月28日の様子が表示されています。
今見つかっているカイパーベルト天体は700個ですが、実際には、もっとたくさん存在すると考えられています。これは、その分布の様子の想像図です。 海王星の外側からカイパーベルト天体の分布が始まり、それが冥王星の外側までひろがり、さらにその外側のオールトの雲につながっていく、と考えられています。オールトの雲は、太陽系の外側から、隣の恒星までの距離の半分近くまで分布すると想像されている、太陽系の「雲」のようなものです。「彗星の巣」ともよばれ、ここから、彗星が降ってくると考えられています。
図に示されている「1998WW31」というのは、ある連カイパーベルト天体の名前(記号)です。右上の図は、ハッブル宇宙望遠鏡による「1998WW31」の写真です。ふたつの連星が、おたがいに公転している様子がみえます。周期は約580 日(1.5年)です。2年に渡る観測で、その公転の詳細がわかりました。
カイパーベルト ペア小天体の形成メカニズムを解明--太陽系形成初期の謎にせまる--2004年2年4日発表資料:添付資料に使った図