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(回答先: 漁業者と釣り人 立場超え協力を_動物対策(6)ブラックバス【読売】放置すれば、アユもヤマメも日本の川から消える! 投稿者 エイドリアン 日時 2005 年 1 月 19 日 20:56:25)
ブルーギル・・・北米原産。サンフィッシュ科。琵琶湖ではブラックバスより相当多そうです。鯛みたいな形。魚・魚卵・水草などの雑食。どんぐりまで食うらしい。
こいつもあちこちにいます。これはどうやらブラックバスの餌として放流されたようです。
以下『ブラックバスがメダカを食う』秋月岩魚著(宝島社新書)から。同書109ページ。
・・・研究者たちだけでなく釣り人までが声を揃える。
「規模の小さな湖や野池などでは、生態系が非常に単純化している。ブラックバスとブルーギル以外の生き物が、ほとんど生息していないところが増えている」
なぜ、どこでもブラックバスとブルーギルという組み合わせなのかというと、この二つを抱き合わせで放流するアメリカのスタイルをまねたのではないか、といわれている。国土の広大なアメリカでは、水溜りもないような土地に巨大な穴を掘り、そこにバスとギルを放して「バス・ポンド」をつくるようなことも少なからず行われてきた。ギルはバスの食べないような生き物まで食べる魚なので、そうした生き物をギルが食べ、そのギルをバスが食べることで、その場所の「生物資源」が有効活用できるということだ。
また、ギルはバスの卵や稚魚を食べるため、バスの個体数を調整することができる。ギルによって、増えすぎによる小型化を防ぎ、バスを大型化させるのだ。これを聞きかじった人物が、日本の湖沼河川を「バス湖」化しようと考えたとき、バスとギルを一緒に密放流した、というのである。ただし、在来生物の多い日本の湖沼河川では、バスもギルも食べやすい魚から食べていく。結果、その場所の生物相が単純化してしまうのである。
(引用終り)
なお、同書によると、ブラックバスが体重1sに成長するのに、小魚やエビを数sから10s(!)食べるそうです。
本筋とは関係ないけど、上の「アメリカのスタイルをまねた」というので思い出した。ブラックバス釣り用語では、浅場をシャロウ、底をボトムといい、障害物のことをストラクチャーという。ストラクチャーにもいろいろあって、ナチュラルストラクチャーとかマンメイドストラクチャーとかビジブルストラクチャーとかインビジブルストラクチャーとか。あげくのはては、3びき釣れた、というところを、スリーフィッシュをゲットした、というらしい。
ただただ天を仰ぐのみ・・・