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(回答先: 漁業者と釣り人 立場超え協力を_動物対策(6)ブラックバス【読売】放置すれば、アユもヤマメも日本の川から消える! 投稿者 エイドリアン 日時 2005 年 1 月 19 日 20:56:25)
ソウシチョウ(大分市、高野橋 豊さん提供) |
牛海綿状脳症(BSE)や農産物の産地偽装などの問題が起きて、食べ物の安全性などについて考える動きが広がっていますが、身の回りの自然環境をよく観察してみると、本来ならいないはずの生き物がわがもの顔で分布域を広げているのがたくさんあります。外来種(Alien species)です。
湯布院町の金鱗湖で増えているテラピア |
鳥の世界でも、渡り鳥でもない外国産のペットの鳥が野生化して繁殖。問題になっているケースがあります。例えばソウシチョウやガビチョウ。いずれもペットショップで販売されています。中国南部や東南アジアに生息する種類で、近年、九州の山でも鳴き声があちこちで聞かれるようになりました。ソウシチョウは、ウグイスがすむやぶのような低木の林を好み、ウグイスの生息域を奪うのではないかと危ぶむ声もあります。
観光地・大分県湯布院町の金鱗湖では、コイやフナの姿が少なく、外来種のテラピアなどが繁殖しています。「多国籍魚の池」と皮肉る専門家もいます。温泉が流入して水温が高いせいもありますが、捕獲しても増え続けるとのことで地元の人々はお手上げ状態です。さらに町内の川にはウオーターレタス(和名、ボタンウキクサ)も増殖中です。園芸店で売られている水草。佐賀市ではクリークに異常繁殖して、日光が水面下に届きにくくなって淡水魚などの生態系に悪影響を及ぼす、として市が駆除を続けています。
最近、川や池で見られるウオーターレタス |
ペットなどを手放そうという時、悪意はないにしても自然の生態系をよく知らないと、身の回りの環境に影響することを肝に銘じておくことが大切です。
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