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(回答先: 恵みをもたらす川は、地球の血管ではないでしょうか。 投稿者 カムイ 日時 2004 年 12 月 28 日 14:07:26)
カムイさん、どもです。
今年もあと1日になりましたが、以下を暮れのご挨拶がわりに。
(四国の清流) |
引用:知られざる清流海部川に折り紙より
アンモニアは含まず 大幅に少ないCOD
海部川は、清流で全国に知られる高知県の四万十川よりも水質が良好−。徳島大学工業短期大学部の池田早苗教授を中心とする研究グループの水質調査で分かったもので、海部川は、水中に溶けている有機物など不純物の量は水道水より少なかった。池田教授は「四万十川ではアンモニアが検出されたが、海部川は皆無。飲料水としての条件をみたしており、実においしい水だ。まさに知られざる清流」と、折り紙をつけている。
水道水よりおいしい水 徳大・池田教授ら調査
池田教授らは県内の河川を調査中、海部川の水の美しさに驚き2回の予備調査を実施。昨年7月31日に海部郡海南町の轟滝付近の源流から同町大里海岸の河口まで、36.3`の間で17地点を本格調査した。これを四万十川196`のうち、愛媛県境に近い高知県高岡郡東津野村付近の源流から下流40`までの5地点で、昨年11月28日に測定したデータと比較した。
その結果、水素イオン濃度(PH)の平均値は、両河川とも7.6の微アルカリ性で、いずれも問題がなかった。また、ミネラル硬度は海部川22.3ppm、四万十川23.1ppmで、ともに厚生省が発表している「おいしい水の水質要件(10−100ppm)を満たした。
しかし、水中に溶けている有機物などの量を示す化学的酸素要求量(COD)は海部川の0.26ppmに対して、四万十川0.92ppm。汚濁の尺度となるアンモニウムイオンが海部川では全く検出されなかったが、四万十川ではどの調査地点でも検出された。
海部川付近では、CODが0.03ppm。水道水の0.4−0.5ppm、名水で知られる徳島市眉山下の錦龍水の0.3ppmよりも低く、海部川の水の美しさを実証した。
海部川が知られざる清流だった背景として、池田教授は
▽流域の人口密度が低い ▽ダムがない ▽産業がない ▽森林が多い−
などを挙げているが「良水といっても、天然水なので微生物が含まれている可能性もあり、保存はきかない」と話している。
−1991年1月8日(火) 徳島新聞朝刊より抜粋−
今はどうか?まだ、かろうじて清流を保っているようです。
国道から27.4km。王餘魚谷橋から2kmほど 大小屋方向に進んだ場所。渓流の雰囲気を味 わいながらアマゴに出会える良い場所だ。 (杉宇) |
引用:海部川の概要より
2003年徳島文理大学の研究グループが水質検査を実施した。
その結果は有機物が穴吹川より少なく、市販の飲料水くらい良質である事が確認された。
このかくれた日本一の清流を未来に残したいものだ。
▼ 日本一の清流
所在:徳島県海部郡海部町 全長:36.3km 流域面積145.6Km2
支流の「母川」には国の天然記念物「オオウナギ」が生息している
その海部川の水は河口から数分の場所でも、そのまま飲めるほど透明度抜群。
ダムがなく、流域にも大きな集落がない為と思われます。
▼ 鮎、アメゴの宝庫
掛かった瞬間に目印がフッ飛ぶのがその証拠。清流橋の上から見える遡上鮎は圧巻そのもの。
下流から全域にわたってアメゴ(アマゴ)が生息しているのも、特徴の一つである。
最近は中流域でFlyが盛んになっている。狙うならチップ工場より上だ。
(以下、略)