現在地 HOME > 掲示板 > 地域8 > 584.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
防衛庁の来年度概算要求に三億円が計上された陸上自衛隊旭川駐屯地(旭川市春光町)内の北鎮(ほくちん)記念館移転新築計画で、設計業務を本年度内にも行う可能性が出てきた。外観や展示方法などを市民レベルから考えようと、旭川商工会議所などが中心となる「旭川市の文化としての北鎮記念館新築懇話会」は、来月二日に検討結果を旭川駐屯地第二師団に提出する。設計業務ではこれも考慮しながら、着工に向けた準備を進めていくものとみられる。
http://www.kensin.jp/homepage/omonakizi/41125news.html
北海道の陸上自衛隊第2師団旭川駐屯地内にある旧軍資料館「北鎮記念館」が、2006年までに移転新築することになった。地元選出の防衛副長官・今津寛衆院議員の働きかけとされるが、地元では「戦争を賛美している問題の施設を新装するのは、新たな“国防意識”を煽るのが狙いだ」とする批判の声が出ている。
同館は旧陸軍第7師団を中心とした戦前の資料が展示されているが、日清戦争以降の戦争を美化し、旧師団の「英霊」の奮闘を称えるトーン一色だ。また、出征兵士を励ます地元住民の幟などの「戦意高揚」を目的とした遺品が、無批判に展示されている。
だがイラクに第2師団が派遣された今年、戦時中の「千人針」を思わせるような「黄色いハンカチ運動」を始めた旭川商工会議所も、移転新築を「貴重な観光資源に活用したい」と賛同。地元保守層らを集めて「新施設のプランニングを隊側に具申する」という「懇話会」を発足させるなど、侵略の歴史を無視して官民一体となった「新施設歓迎ムード」を盛り上げる構えだ。
これに対し、自衛隊幹部の旭川護国神社への制服参拝に抗議している「政教分離を守る北海道実行委員会」の会員などは、「現在の木造が鉄筋コンクリートになり、展示面積も2倍以上になるというが、なぜこれほどまで戦争美化の資料館を拡大しなければならないのか」と指摘。新施設が「靖国神社の『遊就館』のような侵略肯定を宣伝する目的を持った施設として拡大されかねない」と危惧している。
(編集部 成澤宗男)
http://www.kinyobi.co.jp/KTools/antena_pt?v=vol536