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(回答先: 辺野古「再検討を」中川秀直氏/自民・中川氏見解【沖縄タイムス】 投稿者 エイドリアン 日時 2004 年 9 月 11 日 09:45:29)
普天間代替建設に向けたボーリング調査 に反対する座り込みは、台風の影響に よる強風の中も続いた=名護市辺野古 |
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名護市辺野古の「命を守る会」の金城祐治代表は「説明会を口実にボーリング調査をしようとしているのがありありと見える」とあきれ顔。「これはもう地域の問題ではなく、県はもとより日本の平和にかかわる問題。新局面に入っている時期に後戻りはできない」と指摘した。
ヘリ基地反対協議会の安次富浩代表委員は、同説明会について「もう賞味期限切れだ」とぴしゃり。「マスコミを含め、だれでも自由に参加できるのが本来の説明会。ヘリ墜落事故に何の責任も果たさず、代替施設はいらないとの世論も高まる中、県民の心を理解せず既定方針通りの一方的なやり方だ」と憤った。
市民アセスなごの森山憲一共同代表は「地域に説明することは結構だが、この海は人類にとっての宝との思いで、座り込んでいる人たちに説明しなくていいのか。事業そのものに市民が納得できなければ意味をなさない」と話した。
ジュゴン保護基金委員会の東恩納琢磨事務局長は「まだ連絡が来ない。期日も迫っており、告知もバラバラ。ていねいにやろうと思っているようには見えない」と首をかしげる。その上で「開催するなら、マスコミを含めオープンな形でやってほしい。密室でやるくらいならやらない方がいい」と話した。
一方、名護市議会に対しても、31日に説明会が開かれる。同議会は、環境配慮事項について説明を求める意見書案を否決している。否決した議員の一人は、説明会には参加する意向だ。「国がやるというなら、こちらが止めろということはない。議員の考えも全員が一致しているわけではない。議会として集まってくれということであり参加する」と説明した。辺野古区の大城康昌区長は「国が説明をするというのであれば受けるということだ」と淡々と話した。
◆ 「墜落衝撃の中強行」/市民団体抗議の声
説明会開催の通知は27日付で出された。
「寝耳に水」。基地の県内移設に反対する県民会議の山内徳信共同代表は、ボーリング調査の件で27日に施設局側と面談したが、説明会の時期や対象者については一切知らされなかったという。「説明会は米軍機の飛行経路下の住民にも行うべきで、沖国大ヘリ墜落事故で原因の説明を行わず、県警の捜査依頼を拒否した米軍の姿勢と同様だ」と憤る。
建設計画撤回を求め、辺野古や国会前で座り込みを続けている平和市民連絡会の平良夏芽共同代表は「墜落事故以降、県民の大多数が基地の県内移設に反対している。そのような中で行う説明会は作業を強行するための手続きにすぎない」と一刀両断した。
「辺野古移設の再考」を求める意見書を採択した宜野湾市議会の桃原功基地関係特別委委員長は「墜落事故に十三区の区民も衝撃を受けている中、説明会を強行するのは許せない。政府の役人は『危険を国民に押し付けない』という視点を持つべきだ」と訴えた。
WWF(世界自然保護基金)ジャパンの花輪伸一自然保護室主任は「極めて排他的で、施設局側が説明をしたという既成事実をつくろうとしている」と指摘。「市民団体の意見も聞き、政策決定に反映させてほしい」。日本自然保護協会の吉田正人理事も「ボーリングの疑問点については、全国の自然保護団体が意見や指摘をしてきたが、回答はこれまで一度もない」と区民限定の説明会に異を唱えた。
[2004年8月30日 朝刊 19面]