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(回答先: 陸域ホットスポット:生物多様性保全戦略【Conservation International】 投稿者 エイドリアン 日時 2004 年 5 月 27 日 01:56:44)
世界で最も保護政策が必要とされる重要種のうち、数種はこのスンダランド・ホットスポットで発見されています。例えば、現在世界中で生息が確認されている5種類のサイ類の2種類までが、このホットスポットに生息しています。これらのサイは、5種の中で最も深刻な絶滅の危機に直面しているにもかかわらず、その事実はほとんど知られていません。また、その他の注目すべき大きな特徴として、スンダランドは爬虫類と両生類の多様性が非常に豊かで、固有種が多数生息しています。例を挙げると、この地域には431種類もの爬虫類と226種類もの両生類が分布していますが、このうち爬虫類では62.2%が、両生類では79.2%が、それぞれこの土地特有の種となっています。さらに植物に関しては、ボルネオ島には2,000種以上のラン類が咲き乱れています。
グヌングデ・パラグランゴ(Gunung Gede Pangrango)国立公園は、ジャワ島に現存する数少ない熱帯雨林地帯の一つです。1998年12月にこの公園内にジャワ島初のキャノピー・ウォーク(自然観察用に作られた釣り橋)が作られて以来、この地を訪れる訪問者の数は急増しています。このキャノピー・ウォークは全長約90mのつり橋になっており、何本ものロープやケーブル、セイフティーネットを規則正しくつなぎ合わせ、木々に取り付けられた橋板を支えています。
■ スンダランド・ホットスポット
位置: スンダランド・ホットスポットは、インドからマレー半島までの5,000kmにおよぶ列島の西半分の地域を指す。アジア大陸からオーストラリアにかけ、17,000もの島々が赤道付近に弧を描くように浮かんでいる。ホットスポットの大部分の地域はインドネシア国内に存在しているが、21%はマレーシアに属している。
面積: ボルネオやスマトラの大半の島々、マレー半島に現存する豊かな生態系を有する多くの地域、ジャワ島を含む地域。1,600万 kuに及ぶ(米国ワイオミング州のおよそ4倍にあたる)。
人口: 180,490,000人
生物の主な生息環境: 低地熱帯雨林、山地林、亜高山林。
■ 生物多様性を脅かす原因
○ 商業伐採や違法伐採、森林の農地転換などによる森林破壊
○ 森林火災
○ 人口増加
○ 過去のペット貿易や現在の生息環境の減少によるオランウータンの数の激減
○ 毛皮や他の部分の採取を目的とした虎の乱獲 -- この地域に主に生息していた虎の亜種・4種のうち、2種はすでに絶滅
○ 中国の医療市場で取引されるサイの角を収集するためのサイの乱獲