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(回答先: 「超音波サウンド拡声器」が、東京中のコカコーラの自販機で使われているという記事 投稿者 ロシアチョコレート 日時 2004 年 6 月 03 日 20:19:08)
ロシアチョコレートさん、はじめして。
超音波サウンド装置は、衝撃的洗脳装置でもないし、聴覚神経に直接作用もしないでしょう。おそらく騒音防止と目新しさをねらっただけだと思いますよ。
あまり煽ると、「症例」として認識された”頭内爆発音症候群”を、攻撃と誤認される方が出るかもしれず、不幸な事になります(近所の方を含めてね)。
この装置は松下が実用化したのが最初の製品だったと思います。15年ほど前に日経でイベントに使用された記事を見た記憶があります。超音波(数十KHz程度)を搬送波にして音声で変調すると、超音波の指向性で可聴エリア指定でき、超音波は人間には聞こえないので音声のみ聞こえる単純な仕組みです。なのでアイディア自体はもっと前からあったかも知れませんが、圧電素子(超音波発生素子)の良いものが出来るまで実用化しにくかったのではないかと思います。エリア内に障害物が有る場合は障害物が発音したり、反射で予期しない場所で音がしたりすると考えられるので、突飛な使い道は無いでしょう。
聴覚神経に直接働きかける装置は、耳付近の皮膚下に受信機を埋め込むタイプ(人工内耳)か、2枚のパッドを額に当てるタイプ(民生機、URL失念)は見たことがありますが、電波で直接というタイプは無いでしょう。ほとんどの電波周波数帯は実際使用されていますが、電波が聴覚神経に作用したと思われる話は聞いたことがありません。なので、あるとすれば近距離でもかなりの高送信電力(kw単位)のミリ波(エリアを絞るため)が必要と思えるので、電波式破壊機とか殺人機になってしまうと思います。扱う方もふつうの一軒家では被爆しちゃいます。また、電波干渉によるビート波発生はあり得ますが、固定局かシリンダーでジャッキアップしたバスにみたいな車を使わないとエネルギー的にも無理だろうし、揺れで干渉がぐちゃぐちゃになるように思います。あやしい事まちがいなしです。
仮にそんな特殊装置があったとしても、それを使って執拗に攻撃するには、資金と組織が必要です。なにがしかのVIPならまだしも、無名な一市民を攻撃するには、不釣り合いとしか思えません。