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愚民党さんさ贈る歌
http://www.asyura2.com/0403/idletalk9/msg/606.html
投稿者 竹中半兵衛 日時 2004 年 5 月 26 日 22:53:14:0iYhrg5rK5QpI
 

いろいろすんぱいかけてすまねがったなっす。
エンセンさん、ぷち熟女さんも、ほか多くのかたがた、いろいろご指摘すまねなっす。
長壁さんも、なんだがわがんねけんど、励ましばもらったようだす、おら最高だ。
今宵、故郷のうまい酒のつもりでイモ焼酎は飲んでるだ。

昼休み板でも新しいスレが出てるだが、おらの心情ば代弁すてもらったことさ感謝するばかりだ。

こういうおらはあがすけじゃねえことはわかってけろは、な、みんな。

んだで、やっぱおらと同じ原点ば共有すてる愚民党さんさ、むがすの歌ばおぐらせてけろ。

あがた森魚だ。
居酒屋で飲むもよし、革命歌としてもよし

じっくり聞けば涙が出るだよ。
もう30年前のテープは見あたらねえけども、今はインターネットっつうありがてえ空間で歌詞ばみつけることがでけるんだ。
「赤色エレジー」だ。
ほんでも残念だけどあの森魚が恐ろしいうなり声ばあげてる「Kというイニシャルだったね」云々(タイトルは「永遠のマドンナK」らすい。まったくの浪花節で、うならされるだよん)はインターネットではみあたんねな。森魚の歌はこの二つすか知んねんだども、相変わらず強烈だなあ。


http://wagesa.cool.ne.jp/music/j-folk2/sekisyoku.html
赤色エレジー

あがた森魚 作詞
八洲秀章 作曲

愛は愛とて 何になる
男一郎 誠とて

幸子の幸は どこにある
男一郎 ままよとて

昭和余年は 春もよい
桜吹雪けば 情も舞う

寂しかったは どうしたの
お母さまの 夢を見た

おふとんも一つ 欲しいよね
いえいえこうして いられたら

あなたの口から さようならは
云えないことと 想ってた

はだか電球 舞踏会
踊りし日々は 走馬燈

愛は愛とて 何になる
男一郎 誠とて

幸子の幸は どこにある
男一郎 ままよとて

幸子と一郎の 物語
お泪頂戴 ありがとう


この歌さ対する解説
http://www.jttk.zaq.ne.jp/baags702/kasou024.html


ほんでも愚民党さん、おらは思うだよ。
70年代は仮装舞台ではねぐ、全身全霊で体験した事実だべ。
消すことがでぎね。
んだから、この体験ば生活哲学だと思ってるだ。


そすて愚民党さん、最愛の妹さんば弔わせてくれ。
賢治の「永別の朝」だ。
下記URLはリンク先が豊富だなっす。

http://why.kenji.ne.jp/haruto/147eiket.html
永訣の朝


永訣の朝

けふのうちに
とほくへいってしまふわたくしのいもうとよ
みぞれがふっておもてはへんにあかるいのだ
(あめゆじゅとてちてけんじゃ)
うすあかくいっさう陰惨〔いんさん〕な雲から
みぞれはびちょびちょふってくる
(あめゆじゅとてちてけんじゃ)
青い蓴菜〔じゅんさい〕のもやうのついた
これらふたつのかけた陶椀〔たうわん〕に
おまへがたべるあめゆきをとらうとして
わたくしはまがったてっぽうだまのやうに
このくらいみぞれのなかに飛びだした
   (あめゆじゅとてちてけんじゃ)
蒼鉛〔さうえん〕いろの暗い雲から
みぞれはびちょびちょ沈んでくる
ああとし子
死ぬといふいまごろになって
わたくしをいっしゃうあかるくするために
こんなさっぱりした雪のひとわんを
おまへはわたくしにたのんだのだ
ありがたうわたくしのけなげないもうとよ
わたくしもまっすぐにすすんでいくから
   (あめゆじゅとてちてけんじゃ)
はげしいはげしい熱やあえぎのあひだから
おまへはわたくしにたのんだのだ
 銀河や太陽、気圏などとよばれたせかいの
そらからおちた雪のさいごのひとわんを……
…ふたきれのみかげせきざいに
みぞれはさびしくたまってゐる
わたくしはそのうへにあぶなくたち
雪と水とのまっしろな二相系〔にさうけい〕をたもち
すきとほるつめたい雫にみちた
このつややかな松のえだから
わたくしのやさしいいもうとの
さいごのたべものをもらっていかう
わたしたちがいっしょにそだってきたあひだ
みなれたちゃわんのこの藍のもやうにも
もうけふおまへはわかれてしまふ
(Ora Orade Shitori egumo)
ほんたうにけふおまへはわかれてしまふ
あああのとざされた病室の
くらいびゃうぶやかやのなかに
やさしくあをじろく燃えてゐる
わたくしのけなげないもうとよ
この雪はどこをえらばうにも
あんまりどこもまっしろなのだ
あんなおそろしいみだれたそらから
このうつくしい雪がきたのだ
   (うまれでくるたて
    こんどはこたにわりやのごとばかりで
    くるしまなあよにうまれてくる)
おまへがたべるこのふたわんのゆきに
わたくしはいまこころからいのる
どうかこれが天上のアイスクリームになって
おまへとみんなとに聖い資糧をもたらすやうに
わたくしのすべてのさいはひをかけてねがふ

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