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(回答先: お久しぶりです 投稿者 ハードパンチャー 日時 2004 年 5 月 26 日 08:50:51)
ハードパンチャーさん、皆さんこんにちは。
私も思考が整理できないといいますか、客商売をやっているものですから、食って行く
為には“ヤツら”の言う所の「ゴイム」であらねばならず、それは不本意ではありますが、開き直らざるを得ないのでその状況を飲み下すのに四苦八苦している状況です。世俗
的な感覚を維持せねばなりませんから。
「現状の政治＝プロレス団体説」はちょっとそそりますね（笑）
と、いうのも「離合集散の挙句ふたつの集団にまとまって対決する」というパターンは歴
史上普遍的であるように思われてならないからです。
応仁の乱から関が原までの流れや、秦の時代の陳勝呉広の乱から四面楚歌までの流れ、孫
文から共産党国民党の対決（これはちょっと違うか）など、いろいろありそうです。（直
感ですので的外れかもしれないです）
集団の基本条件は「食えるか否か」であろうと思います。
個人は「より食えるほう」へ移動していきます。
最終的に勝利を収める集団は「より食わせてくれる集団」であるのは自明の理でしょう。
理念では飯は食えません。
「自民、民主の二大政党への道のり」が、このパターンにあたるものだろうと私はぼんや
り考えています。
そこにマズローの欲求段階説を考え合わせると、過去の歴代支配者とその時代背景と世
論との関係に納得できるものと思います。
また、これは人気商売であるプロレス業界にも当てはまり、投票によって左右される政
治の世界とも全く無関係というわけではない筈です。
ＷＷＥ（マクマホンがやってるのはここでしたっけ？）のような筋肉宝塚的にショーを前
面に押し出したプロレスが人気を博している事と、メディアをつかったパフォーマンス政
治が幅を利かせていることともリンクしているように思います。
「闘魂注入一回○万円」という異常な状況が成立している限り、小泉が倒れても次の小泉
が出てくることでしょう。
私は馬場派です。
ちなみにプロレス団体の地方興行には必ずと言っていいほど地元のヤクザが絡んでいま
す。プロモーターというやつです。（稀に創○学会が絡んでいるようです。）
「裏に○○」というのもなんだかそれっぽいですね（笑）
話は変わりまして。
折角ハードパンチャーさんが私を引っ張り出してくれたので、私の中にある国の在り方に
関する考えをぼんやりとしたまま、言ってしまおうかと思います。二の足を踏んでいたの
ですが吹っ切れました。
ご覧になっている皆様方の鋭いダメ出しを期待いたします。
この国は中央集権です。
中央集権のメリットは、秦の始皇帝の時代に見られるように地方格差を効率よく是正でき
る点にあります。
度量衡の統一、言語の統一、教育レベルの統一、政府にとって不都合な文化風習の排除な
どなど、色々統一するための形態であると言っていいと思います。
明治維新以前の日本はご存知の通り幕藩体制で、藩札があったり、余所者の偵察を邪魔す
る為でもあった方言があったり、隠し鉱山があったり、石高の隠匿もあったでしょう。
それを一括して改善し、言語、風習、通貨などを統一し、地方格差を無くして来ました。
その結果、どこに住もうが大した違いはなく、快適な生活を送れるようになってきました。
反面、既存の都市への人口集中や、地方に行っても代わり映えしない建物が
増え、郷土への愛着も薄れ、過疎やそれに伴う一票の格差などの問題、
地方におけるきつい就職難、連帯意識の欠如、巨大すぎる官僚機構内部の腐敗、などなど
問題が山盛りです。
大胆な地方分権が必要であると考えます。
言ってみれば連邦制です。それぞれの自治体が独立運営し、地元の税収は
地元で使うのです。
中央は国民からではなく県から税をとります。あとは最悪の事態（破綻とか「独裁者現
る」とか）が起こらない限りほったらかしにします。
県ごとの政治体制に対しても放任します。
例えば「島根県は共産主義だ！」と宣言し、実際に共産主義をやってもＯＫ
という事にしてしまうのです。
（極端な例ですよ？私自身は共産主義が成功するとは思っていません。）
最低限の条件（憲法で保障されたものです。これによって憲法の重みが増すでしょう）
を守らせて、独自の自治をさせれば地方独特の魅力が養われ、政治がより身近になって
くれると期待できます。
また、通信インフラは割と整っていますから、起業するための条件をもっと緩和させ
れば、地方で企業が育ち、雇用を確保し、地方からの人口流出を防ぐことも可能かと思
われます。
主要都市だけの発展では限界があります。分散させてそれぞれを発展させてこそ、
次世代の発展に結びつくと考えます。
個人が自己を実現できそうな都市を選んで移り住めばいいのです。
自治体同士の競争によって日本全体を発展させます。
勿論、多様化の行き過ぎには注意せねばなりません。
アメリカのように「進化論の存在すら教えない」自治体が出ては困ります。
そういった「行き過ぎ」を抑制しなければならないというリスクが出てきま
すが、それぞれ個性的な魅力のある街が日本各地にあるという状況を夢想
して「いいかも」と思うのは私だけではございますまい。
結局「いいかも」以上でも以下でもないような感じですが、皆さんに私の
この夢想を建設的に潰していただきたいとお願いするのはワガママに過ぎま
すか。（「理念では飯は食えぬ」と言っておいてアレですよね）
特にハードパンチャーさんのパンチに期待します。
では失敬。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。