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(回答先: 「すべての実存」と「自然」との関係 (「単一実存」の問題)[たけ(tk)さんへ] 投稿者 乃依 日時 2004 年 5 月 24 日 03:29:16)
>主観から発した願望が、現実に投影される(客観的な事実となる)、現実を変えていくという事実がある。
>(主観が客観に投影され、客観的世界を再構築する。)
>その結果生じたものが、近代工学的産物であり、近代特有の社会システムである。
>(陰謀論者ならば、これを「陰謀」とよぶ。)
>・再構築
>人間性というものは、客観的に見ても、自然界の法則の中でという制約はあるが、現実を変えていく力を有している。
「再構築」という最近の議論はよく知らないのですが、次のように図式的に考えています。
(1)人は、主観的には、「思いこみ」の中に住んでいる。「知りつつある我」は「思いこみ」の中に入る。
(2)人は、客観的にはその身体の中に「思いこみ」を持つ。
(3)人の身体は「思いこみ」によって動いている。(思いこみ=自覚的、無自覚的なすべての内部的動因)
(4)人は「人の群れ」の中にある。
(5)他者の出現、発言によって、このヒトの中に他者から影響を受けた「思いこみ」を生じる。逆もまた真なりで、このヒトの「思いこみ」は、このヒトの言葉が他者の現前に出現することによって、他者の中に疑似的に再生される。
(6)すなわち、「思いこみの伝達」によって、人の群れの一部の人は「思いこみ」を共有する。
(7)「共有された思いこみ」によって人が動くと、「人の群れ」はシステム化される。(社会学、社会心理学、社会工学)。
(8)「システム化された人の群れ」のイメージ(思いこみ)を、人は「現実」という名で呼ぶ。