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リーマンさん教えてください:英国のコンソル公債とイングランド銀行について
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投稿者 あっしら 日時 2004 年 5 月 17 日 19:33:27:Mo7ApAlflbQ6s
 


リーマンさん、どうもです。
ロンドン在住で金融関係のお仕事をされているとのことなので、英国のコンソル公債とイングランド銀行についてお教えいただきたいと思っています。
(調べてはみたのですが、断片的かつ表面的な情報しか入手できていません)

1.コンソル公債

18世紀中盤(1752年?)にそれまでの公的債務を整理統合して、償還期限がない利払いだけの公債になったのが「コンソル公債」と言われるものです。
そして、1929年にはなんらかの法的手続きを経て「永久公債」になったといわれています。(現在も市場で取引きがされているはずです)
「コンソル公債」は、ワーテルローの戦いの結末を知ったロンドンのロスチャイルドが売り浴びせるとともにそのために暴落した「コンソル公債」を陰で買い漁ってぼろ儲けしたネタでもあります。

知りたい内容は、

● 「コンソル公債」の規模

億ポンド単位だと思いますが、正確な規模を教えていただければ幸いです。

● 表面利率

4%から5%のあいだという話はありますが、債券に記載されている利率が何%なのか教えてください。

現在の市場での取引状況(価格・利回り・取引量)も情報としていただければ幸いです。


● 証書に記載された額面価格が現在でも有効なのかどうか

ポンド建てではあるはずですが、戦前の金本位制から離脱した時点と現在では、ポンドの実質価値は大きく違います。(戦後だけを考えても日本円に対して1/5以下の通貨価値になっています)

疑っているのは、「コンソル公債」の利払いが、ポンド表示の額面価格ではなく、金価格で換算されたポンドに対して行われている可能性です。
額面のポンド表示に対して5%程度の利払いしか行われないのであれば、“資産価値”として魅力がないものになります。
(仮に額面通りであるなら、今後とんでもないデフレに誘導される可能性も考えられます)

● 保有者状況

資産価値が大きく劣化しているのなら、“彼ら”は、そうなる前に売り抜けたはずです。
「コンソル公債」の現在の保有者がどういう人たちなのかがわかるのなら、それも教えていただければ幸いです。


●「コンソル公債」が生まれた経緯

“彼ら”が損を承知で債権元本を償還されないかたちの統合に同意したとは思えません。
「コンソル公債」になった歴史的経緯などをご存知の人が身近におられたら、そのへんのところも探っていただければと思っています。

2.イングランド銀行

1946年に労働党政権により“国有化”されていますが、旧ソ連情報(「ソビエト大百科事典」)によれば、“国有化”後も旧株主に対して年12%の配当が継続的に支払われているそうです。(この情報の信憑性も問われなければなりませんが、仮に事実としたとき、なんらかの株式の所有権がないままそのようなことが行われるとは考えにくい)

株式の移転を中心に、イングランド銀行の“国有化”がどのような手続きで行われたのかについて教えていただければ幸いです。(“国有化”されたイングランド銀行の“経営”を“彼ら”が行っていることは了解しています)

例えば、「買い戻し特約」(旧株主にお金が支払われている場合)ないし「再移転特約」(対価がないまま形式的に株式所有権が移転されている場合)といった“密約”があるのかないのか...言ってしまえば、「偽装国有化」のありなしが気になっています。

勝手なお願いですが、よろしくお願い致します。

※ リーマンさんに限らずご存知の方がいらっしゃいましたら情報提供をお願いします。


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