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(回答先: Re: 黒望です。 投稿者 黒望 日時 2004 年 6 月 18 日 23:26:57)
黒望さん、判りやすいレスをありがとうございます。
××さまっていうのは、ちょっと、、照れます。
貧富の差について、云わんとしていることは理解してました。
すべてを読み終えた感想ですが、あなたが言わんとしたいことは
アメリカという国の価値観に、つまりあなたの言う民主的合理主義社会に
巻かれた日本は幸せなのだから、イラクの人も子孫の為には同じように
言うことをきくことが最善であるとお考えなのですね。
そして、今ある日本の現状を受け入れて満足した方が良いということですね。
食べる為には、長いものに巻かれろと、、
ここの掲示板では、優れた論客の皆様がおられるので、経済のこと、過去のこと、
いろいろ勉強させていただいております。
これから先の未来を考えた時にあなたは楽観的に心地よい未来を想像できますか?
例えば、環境破壊、例えば食料危機、経済破綻、、
これらは、すべて智の人が作り出した妄想なのですか?
今ある私たちの豊かさは後進国の人々、あるいは競争社会の敗者達
の犠牲によって、成り立っていると思っています。
もし、それらの国々や人々が日本と同じように長いものに巻かれて
発展を遂げた時、果たして私たちの居る場所はあるのでしょうか?
民主的合理主義社会の支配者にお任せして、未来の平安は約束していただけるのでしょうか?
未来は語らない方がいいですか?
>米軍に勝ったとの満足感だけは感じられるでしょうが、それでは腹はふくれません。
もし、腹がふくれる為のみに生きるのが我々の宿命であるなら、
それを甘んじて受け入れるしかありません。
ただ、人間としての尊厳、かつてあった精神、誇り、慈愛
我々日本人がなくしてしまった多くのものを今のイラク人に見ることができます。
できうるならば、そういったものを後世に伝えていきたいとは思います。
私は、結果より道のりを大事にします。
同じトマトなら、温室のものよりお天道様にあたった真っ赤なトマトを愛します。
もし、このイラク戦争の結果が同じものだったとしても彼らの抵抗を意味のないものとは
思いません。我々日本人の戦後の復興も、多くの人たちの犠牲の上に必死になって
働いていただいた先人達の努力があったおかげだからです。
私は、この戦争がさらにほかの国々に、そして日本に飛び火のないよう
祈るばかりです。
失礼ながら、ご存知とは思いますが、フセイン政権時のイラクは禁輸措置をとられながらも石油の産油国であり工業国であり、チグリスユーフラテスの肥沃な大地では、様々な作物が育ち、鎖国中でも立派に国民の暮らしは賄えていたと聞いております。
そこには、日本以上に幸せな家庭の団欒があったのかもしれません。
私は、現状を受け入れて進むしか道はないと思っています。
ただ、伝えるべきことは残してゆかねばと思っております。
ありがとうございました。