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UFJグループは、三菱東京フィナンシャル・グループと経営統合に向
けた交渉に入る。3期連続赤字のUFJは、不良債権の削減や収益力
の強化などの課題を抱えており、単独での生き残りは難しい、と判断し
た。三菱東京も統合に応じる方針。両グループを合わせた総資産は約
190兆円と、みずほグループを大きく上回り世界最大のメガバンクが
誕生。3大金融グループの時代に突入する。
UFJは14日に臨時取締役会を開き、三菱東京への統合申し入れな
どを決める。住友信託銀行に対し売却を決めたUFJ信託銀行も含め
た全面統合を前提にしており、UFJは住友信託への売却を白紙撤回
する意向だ。
今年度中に持ち株会社同士を合併し、当面は傘下に東京三菱銀
行、三菱信託銀行、UFJ銀行、UFJ信託銀行を置き、1、2年後にこれ
ら4行を統合し、機能別に再編する案が有力だ。
旧財閥系の三菱東京は大企業取引と国際業務に強く、UFJは個人
などリテール(小口取引)分野に特徴を持つ。
UFJは04年3月期に約4000億円の当期赤字に転落。来年3月末
までに不良債権を半減する目標を立てていた。一方、6月には、検査
忌避や中小企業向け融資の「かさ上げ」などで、金融庁から4つの業
務改善命令を受け、抜本的な経営体制の強化を急いでいた。 (07/14
04:54)
実は巨大不良債権(三菱自工)を抱える東京三菱の救済策?