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(回答先: 新BIS規制――貸し渋り懸念に配慮、邦銀への影響は限定的(解説)2004/05/12, 【日本経済新聞】 投稿者 hou 日時 2004 年 6 月 27 日 11:12:54)
最も懸念されるのは、現在リスクウェイトが0%のOECD加盟諸国の国に対する債権(端的にいえば、国債)のうち、格付けの低いものです。例えば、トルコ、韓国などが問題となります。
ほかにもシングルAの国といえば・・・
市場はこういうことを題材にするのが好きですから、将来AAを失いそうな国の国債も嫌気されています。財政悪化を材料にAAからの格下げが懸念されているイタリア国債は10年物だと民間リスクの利回り(いわゆるスワップ金利ですね)を上回っています。また、イタリアの場合は間接金融が占める割合が大きく、特に大企業に対して銀行が多額の与信を行っているケースが多く、このような国々では新BIS規定で予想外の貸し剥がしが出る恐れがあります。
一方で、小口貸付や住宅など抵当貸付のリスクは削減されます。米国や欧州などでの大型買収、それもリテール勘定の多い銀行を買収する動きは新BIS規定を前提とした動きといえます。
日本でもそのような動きが見られますね。
問題は欧米の銀行は昨年から新BIS規定への準備をすすめており、今年度末には目処をつけるような動きをしていることでしょうか。もともと欧州の銀行の内輪の集まり(怪しげな)だったBISですから、無理もありませんが、日本では殆ど注目されいないこと自体が不思議です。