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(回答先: 国際的な展開を医療グループに許可する理由。(医療原価の引き下げ) 投稿者 hou 日時 2004 年 6 月 26 日 14:01:40)
高額医療費の引き下げが最重要課題であることは全く同感で、ぜひ企業展開してほしい。
>参考資料
>http://www.m.chiba-u.ac.jp/class/molmed/newpro2001/need.htm
>>糖尿病の合併症にかかる医療費を含めると 1兆円以上であり、、、、、激増しつつある糖尿病患者すべてを医療機関で管理することは物理的にも医療経済の面からも不可能といっても過言ではない
>海外の医療グループが、日本市場に参入すれば、高額医療商品のコストの原価引き下げにつながるのではないでしょうか?
>日本の医療は世界でも、高度な手術技術を持っているはずです。
そのとおりだと思います。それどころか、お金がかからないようにするノウハウも出せると、この千葉大の資料は主張します。お金がないところは、ないなりに病気を防ぐ、治す方法を考えるのが筋です。外国から廉価版のお薬(性能同等でも)を売り込み、乏しい医療資源を絞りとるようなことはしてはならない。生き延びた子供をどう育てるのか、までふくめて、資源配分は地域の意思に委ねられなければならない。地域の乏しい資源を、医療、教育、農業、建設などの実務に有効に振り別けて使うためのノウハウ(金融の本道でしょう?)は、地域的にならざるを得ないのでは? 大本の金主は誰であれ。 グロバルな市場のプロダクト、どれを買うかは地域が決めるべし。 地域性に関してはあとで、低レベルですがもう一回。
>海外の医療グループが、日本市場に参入すれば、高額医療商品のコストの原価引き下げにつながるのではないでしょうか?
>たとえば、ドイツのB・ブラウン・メルスンゲン、、、
これらの企業の製品はすでに入るものは入っていると思います。より安いより良い商品が売れるのは当然で、メーカーはしのぎを削っています。はじめは海外品しかなかったものもコスト的技術的に太刀打ちできるものは国産品が出回ってきます。市場が動いている限り輸入品が一時的に高価であるのは問題ではないのでは?
現在、病院ではなく、保険組合(=需要者)が、『このメーカーの製品は技術的、価格的両面から水準に達しているから(輸入して使っても)保険から払います』と決める。 病院は認可されているものの中から最もよさそうなものを選ぶことになる。
>いまの医療報酬では、高額医療がどれだけ引き下げられたのか国民に明示できないのも問題と思います。
国民に対してその責任を負っているのは、病院ではなくむしろ健康保険組合です。全てのデータを持っています。保険料率を上げられて文句を言う前に、データを出せと要求しましょう。 保険料や税金を払っている国民(金主)は当然知るべきことなのに。保健組合にデータを「出させる」ことができないなら、民間企業にスイッチしたところで、明示させられるかどうか疑問です。
>このような、経営戦略の展開は、日本の地域性という点を取り外そうとしていますし、ますますグローバル経営の企業が世界各地で誕生しています。
>これのような、世界企業の医療費は、多額になるでしょう。
>それを、安くするには、世界展開における病院グループを設立し、世界中どこにいても自分の病気を治療してくれる病院の存在が必要になります。
>そこでは、グループ病院ならどこでも、自分の定期健康診断から人間ドックをうけられ世界で情報を共有できる存在だとおもいます。
>そのような、需要があるという上で、日本の医療病院グループは利益をとることができます。
ようやく、わかってきました。 グローバルに低コスト化を追求して、地域性に因らず、国際企業グループに所属する従業員全員に公平に医療を供給するのですね。
私は
http://www.asyura2.com/0403/hasan35/msg/596.htmlで
>医療の目的は「地域の住民に、できるだけ公正に医療サービスを供給すること」
>グローバルに公正、と言えないのがつらい。
と書きました。グローバルに公正となるのは結構なことです。 2点懸念を挙げるにとどめます。非常に低レベルの懸念です。レス不要。
1.企業グループに帰属する(できた)・しない(できなかった)で、どこぞの米軍基地のように「鉄条網の中は冷暖房完備、外はバナナボートの世界」でなければよいのですが。鉄条網の中だけを相手にした商売でなければよいのですが。退職したとたんに鉄条網の外、でなければよいのですが。 2.飴と歯磨きを、セットで売り込む、あるいは、『マックとフレンチフライ、マックシェーク』を『インスリンや人工透析機』とセットで売り込んでくるような企業展開をしなければ良いのですが。
>利益を追求し失敗をすれば、株価が下がります。
三菱は論外。 企業として成功すること、株価を上げるように努力することが、必ずしも地域医療の需要に充分こたえようとする努力や、コスト削減に結びつかないところが問題。ボトムを切り捨てれば可能ですが。
>SRIなどの投資もあり、それらが充実すれば経営の暴走はある程度防げるので
そうあってくれればうれしいのですが。SRIは小規模なNPO等の立ち上げに有効な判断基準であっても、国際資本の行動を制するほど『充実す』る可能性は少ないと思います。
私は、日本が地獄の釜に落ち込みつつあると認識しておるつもりです。上のほうの連中が、日本の計画倒産を考えているだけだということがわかります。 日本の医療費のGDPに占める割合はOECDの中でも決して高くは有りません。でもシュリンクさせざるを得ないならそれも仕方がない。現場の人間ですから、どんな状況の中でもやることはありますから、それをします。
願わくば、銀行なり証券の現場の人たちが、もっと人間のためになる金融 (グローバルになるはずがない) のために、もっと真剣に地域の人間のことを勉強してほしいとおもっています。マネーフローをこちょっといじって、カスリを取るのが金融じゃないでしょう。
私も疲れましたのでちょっと休憩。