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(回答先: Ddogレポート5月30日 号 6月以降の相場を考察する。 投稿者 Ddog 日時 2004 年 5 月 30 日 17:40:37)
Ddogレポート 5月31日 補足
本日朝DowJonesWeeklyNewsletterバロンズ拾い読みwww.exetrust.co.jp (購読料年26250円)を開いた。特集記事でホットストックとしての日本株Not So Fast 根深い問題を抱えており、不用意な投資にには注意が必要と、日本株警戒論が展開していた。バロンズが外国人投資家の意志をすべて表しているのではないが、どうもバロンズを読む限り、外国人による日本株投資が本格化するには時間を要しそうな風向きである。
ようやく日本はデフレを克服し持続的成長の道を歩き出したと判断し3月までに14兆円を日本株に注ぎ込んだ。しかし、見通しが依然好転しておらず、小売り売上高、給与の伸びも不十分、設備投資が中国向けに拡大しているが、国内に波及していないし、波及しそうにない。秋までに国内景気指数が悪化する。銀行の不良債権問題が依然問題であるとしている。TOPIXで10%調整が必要だとしている。
バロンズではかなり厳しく日本株式マーケットを分析しているので、外人の再攻勢はすぐには望めそうにないかもしれないと、かなり弱気になってしまいました。
しかし、冷静に考えれば(都合よく考えれば)、全ての外国人がキャリートレードを主流としたヘッジファンド(モーメンタムプレーヤー)とい考え方は成り立たない。年金原資としたバリュープレーヤーの方が主流派であるはずである。元々昨年の今頃は日経平均8000円台で予想PERが17倍台で日本株式の割安感がでていて、バリュープレーヤー資金が流入してきたことを忘れてはいけない。先週末日経平均EPSが629円でPER17倍、これが25倍まで買われれば、15725円 になっても割高ではない。来年度10%平均の成長率で692円のEPSで計算すると、PER20倍で12580円、25倍で17300円 が妥当な日経平均となる。もし、15%成長ならEPS723円 でいくとPER20倍で14460円 25倍で18075円の日経平均が望める事になる。
昨年の今頃と現在の日経平均のレシオは、ほぼ変らないのである。昨年日本株は割安であると外国人投資家が買い捲っていた水準であるわけであるから、バロンズでは安易に 10%の調整と記述してあっても、単なる安易な悲観論と思う。