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(回答先: 最高所得税率を低下させると、「世界大恐慌」が起こったり 直間比率論 投稿者 hou 日時 2004 年 5 月 22 日 08:11:30)
長期的観点からの分析ですね。
史実は、動かぬ証拠でしょうか。
ご主旨に基本的に賛成です。
今日の財政制度、税制は基本的な欠陥を内包していると考
えています。
これは労働人口比率、産業構造等にも深く関与しています。
・確か田中か三木のときから赤字国債を発行し始めていま
す。高度成長期が終わるころです。
当時アメリカの「日本経済機関車論」等で内需拡大政策
をとりました。「日本列島改造論」です。
・しかし借金までして経済(特に付加価値を生まない地方
を重点としました)を維持させるべきだったかどうか?
以来赤字国債は膨張の一途を辿ります。
従来の第二次産業を中心とした「土建家日本」の誕生で
す。
基本的にこの政策は間違いであったと思います。
現在、従来のやり方から脱却できず地方は非常に苦しん
でいます。
(地方経済を蔑ろにしてもよいと言っているわけでは、
ありません。やり方を間違いました。)
・当のアメリカからも産業構造改革(本当は手前がってな
要求でしたが)をせまられても役人や政治家達は従来の
延長線上の思考回路しか持ち合わせておらず、新産業、
新規技術の育成を怠りました。
(トロン等を見ているとアメリカからの圧力で”つぶさ
れた”のもかなりあります。)
・労働力の多が従来型の第二次産業に集まりました。
そこでバブルです。と消費税。
・それもインボイス等のない益税。導入のため大平は死に
ました。これも従来型産業へ垂れ流しのままでした。
私は消費税も消費金額による累進性を持たせるべきと考
えています。いわゆる”贅沢税”です。
また所得税も金持ちには重税を課すべきと考えています。
明治夏目漱石は「私の個人主義」の中で「金や権力を持つ
者はその行使にあたって、社会的な責任を持たなければな
らない。」と言っています。まったく同感です。
・バブルがはじけても、デフレになっても基本的な税制体系
は変化なしです。
勝ち組、負け組がはっきりし、中小企業が淘汰されていて
もです。政府は何もしようとしない。
・これから少子化、高齢化の波です。
役人や政治家達は、本気で日本の将来のことを考えている
のでしょうか?
本日、少々熱気味で散文的になってしまいました。
この手の情報は貴重と思います。今後のご投稿を期待して
います。