［東京　８日　ロイター］　榊原英資・元財務官（慶應義塾大学教授）は、ロイター通信とのインタビューで、４月後半に米ワシントンＤＣで開かれる７カ国財務相・中央銀行総裁会議（Ｇ７）では、為替は主要な議題にならず、世界の景気回復を確認する内容になるとの見通しを示した。また、日本はすでに大規模な為替介入スタンスから脱出したと指摘、Ｇ７では介入に関する様々な議論はなされないとした。
　榊原元財務官は、Ｇ７について、「今回、為替はイシューにならないだろう。現在は、各国ともに割に居心地のよい水準にある」と述べ、景気回復が各国ともに順調であることをうたいあげる会議になるとした。

　日本の通貨当局は、日米経済環境などを追い風に、すでに巨額介入からの出口を脱していると指摘。「３月後半から、おそらく介入は入っていない」と述べ、市場機能を歪める大規模介入から脱したことを高く評価した。

http://www.reuters.co.jp/news_article.jhtml;jsessionid=HO4FKWKB04IEOCRBAELCFFA?type=businessnews&StoryID=4783079

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