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【記者:Duncan Hooper】
4月6日(ブルームバーグ):国際通貨基金(IMF)は6日、米国の経常赤字穴埋めのための外資流入依存がドル安を招き、米連邦準備制度が投資家の予想する以上に利上げをせざるをえない状況になる可能性があると警告した。
IMFの資本市場担当ディレクターであるゲルト・ハウスラー氏は、この日のロンドンでの記者会見で、「米国がかなりの資本流入を必要とする状況が続くことから、より顕著なドル安が起こるリスクを一掃することはできない」と指摘したうえで、「急激なドル安が発生すれば、予想以上の米金利上昇を招くだろう」と述べた。ただし同氏は、このシナリオをあくまでも「リスク」だとし、IMFの主要な予想ではないとした。
ドルはユーロに対し、過去4年間で47%も下落し、ロンドン時間午前11時 37分現在は、1ユーロ=1.2087ドルで取引されている。経済協力開発機構(OECD)によれば、米国のことしの経常赤字は国内総生産(GDP)の5%に達する見込みで、OECDが把握する30カ国の平均である1.3%を大きく上回る。
原題:Dollar May Drop Further, Pushing Up Interest Rates, IMF Says(抜粋)
更新日時 : 2004/04/06 21:08 JST
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=90003017&sid=aKM1JAy.zgTI&refer=jp_news_index