現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産34 > 592.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 日本政府が巨額の為替介入やめると英紙報道 (nikkei) 投稿者 エンセン 日時 2004 年 3 月 29 日 18:00:31)
外国為替市場では、日本の介入縮小観測などから再び円高・ドル安が再進行している。秋の大統領再選をにらむブッシュ政権の為替政策も含め、今後の為替動向をバーグステン米国際経済研究所所長に聞いた。【聞き手・ワシントン竹川正記】
――スノー財務長官の円押し下げ介入批判などを契機に円高・ドル安が再進行している。
◆米政権も米連邦準備制度理事会(FRB)も日本や中国の為替介入に批判的だ。為替相場は市場で決定されるべきで、市場に委ねることが(過去最悪の米貿易赤字など)国際経済の不均衡を調整するのに不可欠と考える。日中やアジア各国の自国通貨安のためのドル買い介入は、この調整の阻害要因だ。特にドルに事実上固定している中国の人民元制度は、アジアの介入競争を誘うと問題視している。
――2月の先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)後、一時、ドルが上昇したが。
◆G7声明の要点は、不均衡調整にドルの一段の下落が必要▽緩やかで秩序だったドル下落が望ましい▽ターゲットは、十分に切り上がったユーロではなく、円も含めたアジア通貨、特に中国の人民元――の3点。ドルは過去2年で平均12〜13%減価したが、なお10〜15%の下落が必要。円は1ドル=90円台まで、そう心配は要らない。問題は人民元だが、切り上げ時期は予測できない。
――デフレ懸念が残る日本経済に一段の円高はきついが。
◆日本経済は活気を取り戻しており、おそらくデフレ克服の瀬戸際まで来ている。円高が多少進んでも(もはや介入に頼らず)今後数年の持続的な成長を実現する基盤は出来つつある。
――ブッシュ政権の今後の為替政策は?
◆過去2年の緩やかなドル安は不均衡調整を進める同時に、米景気も刺激する大成功を収めた。大統領選の焦点の雇用対策にも有用で、試算では1%のドル下落は国内製造業の雇用を5万〜6万人拡大する。ブッシュ政権は「強いドル政策」を表看板にドル急落は避けながら、実際は市場に緩やかなドル安を促すことになるだろう。
[毎日新聞3月29日] ( 2004-03-29-18:52 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/keizai/20040330k0000m020026000c.html