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今月23〜24日に分譲された「龍山(ヨンサン)シティーパーク」に20万人余の人々が殺到し、請約(口座を開き、一定期間預金をするとマンションの分譲権が入手できるもの)申込金だけで6兆ウォン台を超えると推算されている。これは単一の住商複合タイプのマンションでは請約者の数と金額で史上最高の規模だ。
しかし請約の過程で俗称「トッタバン(移動仲介業者)」など投機関連の勢力が大勢介入し、今後不法転売が盛行するなど、深刻な後遺症が懸念されている。
投機に対し厳しい取り締まりを行うと約束していた政府も、これといった取り締まりの規定がないため、事実上放置している状態だ。ヘミルコンサルティングのファン・ヨンチョン社長は「投機屋たちは請約前の物件や未登記物件の転売などによって利益を得ようとしている」とし、「分譲権を買い集め、プレミアムを操作する“作戦勢力”が登場する可能性も高い」と指摘した。
24日午後、ソウル・汝矣島(ヨイド)の「龍山シティーパーク」のモデルハウスの裏にある駐車場。「契約金ですか?心配しないでください。いったん、公証だけはしておいてください。契約前にいくらでも売ることができます。抽選で当選したら必ず連絡ください」
スーツ姿の20代の男性2人がモデルハウスの観覧を終えて出てきたある中年男性に近づき、契約前の転売について親切に説明をしていた。モデルハウス内のあちこちに掲示されている「契約前の転売は不法行為であるため、摘発された場合、刑事処罰される」という内容の国税庁からの案内文は眼中にない様子だ。
この日モデルハウス周辺には20〜30人余の仲介業者が名刺を渡しながら公然と分譲権を不法転売の誘いをかけていたが、当初、投機に対し厳しい取り締まりを行うとしていた国税庁の職員の姿は見えなかった。
請約の受付を行った韓美(ハンミ)銀行支店でも状況は同じようなものだった。この日、韓美銀行・汝矣島支店前には10人余の仲介業者が集まり、契約を終えて出てくる顧客の電話番号と名前をA4の大きさのノートと小さな手帳に丁寧に記入していた。
麻浦(マポ)から来たという「G公認仲介社」のパク某室長は「連絡先をたくさん確保しておけば、後で物件を転売しやすい」とし、「一山(イルサン)、盆唐(プンダン)、仁川(インチョン)、龍仁(ヨンイン)など首都圏全域から仲介業者が集まってきているようだ」と耳打ちした。
江南(カンナム)・開浦(ケポ)洞から遠征してきたという「B不動産」のホン某課長は「売買成立の際は5%の仲介料を渡すから、できるだけたくさんの物件を確保して欲しいという投資者が少なくなかった」と話した。
このため、大口の資金提供者を得た仲介業者は各銀行に数十人を派遣し、物件確保に熱を上げていたことがわかった。シティーパークのモデルハウスの関係者は「観光バスを貸し切り、請約者を集めて地方から来た仲介業者もいる」と話した。
この日、シティーパークの請約窓口である韓美銀行は一日中込み合い、江南、汝矣島の一部支店では夜遅くまで請約を受け付けた。正確な集計は25日午前に判明するが、韓美銀行側は請約申込金が少なくとも6兆ウォン、請約者は20万人を上回るものと見ている。
これまで、住商複合タイプのマンションの請約申込金は昨年5月に分譲された広津(クァンジン)区・九宜(クイ)洞の「スターシティー」が2兆7000億ウォンの最高値を記録した。
契約者が最も多く集まった団地は2002年11月に分譲された松坡(ソンパ)区・蚕室(チャムシル)洞の「ロッテキャッスルゴールド」の第1回目で、80世帯の募集に2万6723人が申し込み、平均334対1の競争率を記録した。
ユ・ハリョン記者 you11@chosun.com
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/03/24/20040324000072.html