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(回答先: 「Ddogレポート3月16日早朝」版を受けて 投稿者 あっしら 日時 2004 年 3 月 16 日 17:17:27)
論戦をしたいところですが、今週末転居をせねばならず、簡単に書きます。
あっしらさん:まず、ドルが長期的な下落過程にあるとは思っていますが、“ドル暴落論者”ではなく“国際基軸通貨ドル終焉論者”です。
現状は、戦後世界構造の基礎である国際基軸通貨ドルがその役割を終え新たな国際通貨制度に移行する過渡期にあると考えています。
Ddog:ドルの長期下落過程とのことですが?円やユーロ、豪ドルカナダドルに対してのことを意味するのでしょうか?ドルの下落とはあくまでも相対評価にすぎない。では円が長期上昇であると?さあそうでしょうか?天文学的公的債務、まもなく始まる人口減少、超高齢化社会、はたして長期的に円高でしょうか?ユーロ経済圏が再び復活して繁栄を極めるでしょうか?さあそうでしょうか?中国人民元?山谷はあるでしょうが今の人民元よりは強くはなるでしょうから、ドルの長期下落過程とは人民元に対しては異論はとなえません。
新世界秩序=新国際通貨体制ですが、新世界秩序とは、戦争による旧秩序の崩壊を伴わない限り移行は絶対にしません。米軍事力の弱体化の気配がまるでない現在、ドルの基軸通貨の終焉を断言するのは机上の空論です。ただドルの基軸通貨体制の箍が緩んできたことは私も認めます。
あっしらさん:また、ドルが下落傾向にあると認識しながら米国政権がドル高を望んでいると見ることは矛盾したり背反するものではありません。
米国政権(国際金融家)は、ドルが下落傾向にあること(ドル体制の終焉)を認識しつつ、その時々で相対的にドル高であることを利益と考えているはずです。
Ddog:米国はドル基軸体制維持こそファーストプライオリティである。ここまでの相対的下落は黙認してきたが、基軸体制が崩壊するような暴落はのぞまないし させないと考えている。強いドルは未だにお題目のように唱えている。
あっしらさん:金融家は、自分が経済取引の基軸にしている通貨が他の通貨よりも“割高”であることを望むものです。金融家にとって、自分が依拠している通貨が“割高”であることが生産性の源泉です。(産業家は必ずしもそうではありません。日本が自国通貨円の“割安”を好むのは高度成長期の産業家的通貨観に囚われているからです)
そうであるならば、下落すること自体はとくに問題にはなりません。それどころか、下落傾向と波動的な通貨レートの変化をより多く儲けられる機会とします。
金融家が困るのは、制御できない、もしくは、見通しがつかないかたちの下落(暴落)です。
ドルがある水準まで下落するとわかっているのなら、いったん他の強い通貨に転換し、下落し切った時点でドルに戻すという経済取引きをすればいいだけの話です。
Ddog:あっしらさん、なぜ日本が円安ドル高を好むか、どうも一つ視点が欠けている。円ドルの関係は、米国組のヤンキーに無理矢理ドルという麻薬を打たれ、一時の快楽に溺れてしまた大和撫子といったところだろう。一度シャブ中毒にさせられてしまっては、なかなか堅気にはもどれない。貢いで貢いでいる状態だ。 ドル資産になってしまった富が減ると歓迎するわけがない。 さて、ドル麻薬に中毒にされた日本の選択肢は、一切ドルと縁を切って生きていくか、ヤクザの姉御として生きていくか選択は二つだ。10年ほど前、細川政権までは、堅気として生きて行ける希望があった、しかし今となってはヤクザの女としてか生きていけないかもしれない。
ヤクザと縁をきるには自立するしかない、ところが、文句は言うが自立する意志がない。自立するには、核兵器の保有も視野にいれた、軍事的自立が不可欠である。当の自衛隊にも自立の意志がない。国民の大半は今の生活にしか関心がない。自立困難。
ここから下のことについてはまた後日
強く私は日本の自立を支持したいが、現政府下、現官僚の支配する体制での自立は不可能だと思っている。第一、まともな教育を受けていない腑抜けた国民を見る限り、ヤクザの姉御にもなれはしない。せいぜいヤンキーに捨てられないように生きてくしかいまのところ無いようだ。嘆かわしい事です