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(回答先: 天下り規制、早くも「黄信号」 [産経新聞] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 3 月 11 日 19:40:17)
[天下り規制] 現役次官から困惑の声
2004 年 3 月 11 日
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小泉純一郎首相が特殊法人・独立行政法人への事務次官経験者の天下りを認めない方針を示したことに対し、大塚義治厚生労働事務次官が11日の記者会見で「次官であるがゆえに制約するのは論理的でない」と異論を唱えるなど、省庁の現役事務次官から疑問や困惑の声が上がった。首相も同日、「適材適所もあるから(禁止は)全部じゃない」と説明したため、規制範囲は不明確なまま。「参院選前のパフォーマンス」との見方もあり、各省庁は政府・与党内の議論を見守る様子見ムードが強い。
11日は大塚次官のほか、村田成二経済産業事務次官が「どういう制度設計にするかはいろんな議論がある。首相から明確な指示があったわけではない」と強調。「そういう方針が示されれば、それに沿って対応すべきだ」(風岡典之国土交通事務次官)、「首相が言ったことに従わざるを得ない。それ以上でもそれ以下でもない」(香山充弘総務事務次官)といった発言も、首相の出方を見守る趣旨ととれる。
政府・与党内で調整中の公務員制度改革では天下りを内閣による承認制とする方向だが、次官の天下り規制をルール化する議論には至っていない。福田康夫官房長官は同日の会見で、特殊法人の新東京国際空港公団が民営化される成田国際空港株式会社の初代社長に元運輸事務次官が就任することについて「1件だけで判断しないでください。すべて民間人でないといかんという話は首相もしていない」と、首相発言のあいまいさを認めた。【田中成之】
首相も同日夜、「管轄の特殊法人(への天下り)を既得権だと思っちゃいかんと(言ったのであって)、適材適所もあるから(禁止は)全部じゃない」と強調した。