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(回答先: 戦慄! “海のBSE【ドーモイ酸】”で「もう魚も食べられない!?」[フライデー] 投稿者 feel 日時 2005 年 5 月 01 日 02:31:30)
feelさん、こんにちは。
フライデーの記事のご紹介ありがとうございました。
ドーモイ酸が引き起こす貝毒は、記憶喪失性貝毒(ASP)と呼ばれ、ご紹介頂い
た記事にも書かれているように、EUでは輸入規制などが始まっています。
ご存知かもしれませんが、食物連鎖の結果起こった事件が、以前テレビで放映
されました。
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恐怖!数千羽の鳥による人間襲撃事件事件を調査せよ!-特命リサーチ200X
http://ntv.naver.co.jp/go.php?url=http%3A%2F%2Fwww.ntv.co.jp%2FFERC%2Fresearch%2F20001112%2Ff1664.html
1991年8月17日、リゾート地であるカリフォルニア州リオデルマールで、視界が利かなくなるほどの濃霧が発生した。その時、鳥が民家の屋根に突進したり、歩いている人に襲いかかった。高速道路や海岸には大量の鳥が集合し、爪足で宙をかくなどの威嚇行為を取り、その後力尽きて死んでしまったというのだ!
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手元にあるものだけですが、ドーモイ酸関連URL他、ご参考までに。
ドーモイ酸(ドモイ酸またはドウモイ酸 ):domoic acid
:グルタミン酸由来化合物
グルタミン酸由来のアルカロイドは海洋天然物の海藻カイニンソウ、ハナ
ヤナギから得られるカイニン酸、ドウモイ酸や、キノコ類のドクササコ、
ベニテングタケから得られるアクロメリン酸、イボテン酸などのアミノ酸が
ある。
日本での中毒例はないが、ドウモイ酸を産生すると言われている赤潮は見
られる。南西諸島や鹿児島における紅藻類のハナヤナギはドウモイ酸を持つ。
*同じフジマツモ科のカイニンソウは、駆虫薬としてのアルカロイドの医薬原
料になっています。
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食材紳士録 より
http://www.h5.dion.ne.jp/~kakure/zukan/zukan_050.htm
海草の一種、紅藻類フジマツモ科ハナヤナギから、日本人が初めて発見した物質で、このハナヤナギの鹿児島県徳之島における呼び名である「ドウモイ」から名付けられました。駆虫薬として用いられるカイニン酸に良く似ており、現地でもハナヤナギは回虫駆除のために服用されていました。
ドーモイ酸による中毒症状は特異なもので、前述の1987年11月から12月にかけて、カナダ東海岸プリンス・エドワード島付近で発生した事例の場合では、107名(診断確定)が発症し、吐気、腹痛、下痢、頭痛などの食中毒様症状の他、約1割の重症患者では見当識障害、記憶障害、痙攣、昏睡などの症状を呈して、4名が死亡しました。重傷者、死者は、いずれも高齢者か慢性腎臓疾患を有する人たちでした。
死亡者の剖検が行われた結果、脳の海馬扁桃体、前障、透明中隔、視床などに神経壊死が見られ、ドーモイ酸の作用が判明しました。これらの神経組織の壊死が重大であれば致死的となり、そうでなくとも記憶喪失などの神経障害を起こすことがわかったのです。重傷者において記憶喪失は18ヶ月に及び、受けたダメージが大きかったことを物語ります。
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ドーモイ酸 -治る.com
http://www.naoru.com/do-moi.htm
1987年の暮れ:
「カナダのプリンスエドワード島で、養殖のムラサキイガイによる食中毒が発生した。被害者は107名に及び、食後15分〜38時間の間に、嘔吐・腹痛・下痢・などの中毒症状が現れ、1/4の患者には記憶障害(記憶喪失など)が見られた。死者は4名に及んだが、生存者の中の12名がアルツハイマー病に似た重度の記憶障害に陥った。ドーモイ酸は脳の海馬に多く含まれるL-グルタミン酸と親和性があるので、海馬に大量のドーモイ酸が取り込まれて中枢神経が侵される。
被害者の食べ残したムラサキイガイを調べたところ、通常は含まれないはずの「ドーモイ酸」が、多量に含まれていた。このドーモイ酸は貝自身が作ったのではなく、赤潮の原因となる植物プランクトンの一種(ケイ藻)がつくった毒を、貝が蓄積したものである。
ドーモイ酸の量は、貝100g当たり31mg〜128mgと多量で、中毒した患者のドーモイ酸摂取量は、60mg〜290mgと推定された。ドーモイ酸orカイニン酸が、回虫駆除薬として使用される量は、たかだか30mg程度であり、このような大量の摂取は例を見なかった。ケイ藻が活動を停止する時にドーモイ酸をつくる。
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・珪藻の毒(PDF)小龍裕一氏 -日本藻類学会
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsp/pdf-files/23Diatom-toxin.pdf
・対EU輸出ホタテガイ等二枚貝の取扱いについて 厚生労働省・事業者向け情報
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/jigyousya/taieu/2.html#11-2
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