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米牛肉「特定危険部位の処理不十分」
アメリカ産牛肉の輸入再開を巡り、アメリカからの圧力が強まっていますが、全米食品検査官合同評議会のペインター議長は、JNNのインタビューで、アメリカでのBSEの特定危険部位の処理が不十分だと訴えました。
「私は米国産牛肉が完全に安全でないとも、安全であるとも言うつもりはありません。ただ、組合として大きな懸念を持っているという事を言いたいのです」(ペインター議長)
食品検査官の労働組合である全米食品検査官合同評議会は、去年12月、アメリカの食肉工場で牛の脳や脊髄などの特定危険部位を取り除く処理が徹底されていない、とする警告書を、アメリカ農務省に提出しています。
「我々はいくつかの情報源から、特定危険部位が食物連鎖の中に入り込んでいるケースを知っています」(ペインター議長)
しかし、アメリカ農務省は、「内部調査の結果」として、「それを裏付ける一般的、具体的証拠が見いだされなかった」と、申し立てを全面的に否定しています。
「米農務省は、我々の警告書を無視する事で、問題に目をつぶろうとしているのです」(ペインター議長)
更に、アメリカ農務省は、申し立てを行ったペインター議長に対して「行動に対する強制調査」を行っています。
ホイッスルブロワー=内部告発者は、アメリカでも保護されるべき対象ですが、何故かこのケースでは、政府側から強い圧力がかけられています。
「あらゆる状況を総合すれば、おそらく政府は何かを隠しているのだろうと思います」(ペインター議長)
アメリカ側は、アメリカ産牛肉は「科学的に安全だ」と繰り返し強調していますが、特定危険部位の処理では、より一層の厳格さをアメリカ側に求める必要がありそうです。(24日 8:50 )
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