現在地 HOME > 掲示板 > 狂牛病・遺伝子組み換え10 > 419.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
【ワシントン=笹沢教一】昨年12月に米ワシントン州で発見された米国初のBSE(牛海綿状脳症)感染牛の体の一部が加工工場に回され、それによって汚染された恐れのある肉骨粉などが、アジアに向けて出荷されていたことが、米会計検査院の調査報告書で20日明らかになった。
肉骨粉などを積んだ船は、途中で引き返し、積み荷は米国内で処分された。
報告書によると、米食品医薬品局(FDA)は、1頭目の感染が公表されてから約2週間たった今年1月8日、業者から、「手違いで、肉骨粉などを積んだコンテナ15個が、同州シアトルの港からアジアに向けて出荷された」との報告を受けた。
業者の指示で2月24日に船は米国に戻り、3月2日、すべての加工品が処分されたことをFDA側も確認したという。この業者は主にインドネシア向けの加工品を製造していたが、報告書では具体的な出荷先国名を挙げていない。
FDAは、1頭目の感染が公表された翌日の昨年12月24日、材料が加工業者に送られていた事実を把握し、同27日に、「汚染の恐れのある加工品の流通を停止した」との声明を発表していた。肉骨粉が出荷されたのは、この声明発表後であり、会計検査院は「法制化などによって、チェック体制を強化する必要がある」と指摘している。
FDAはこれまで、一連の事実を明らかにしていない。
(2004/10/21/14:53 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20041021i504.htm