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(回答先: 羊の筋肉にも異常プリオン、「肉食べても無害」(読売新聞) ― スクレイピーの羊 投稿者 シジミ 日時 2004 年 5 月 24 日 06:01:11)
http://www.asahi.com/science/update/0524/001.html
牛海綿状脳症(BSE)などの病原体である異常たんぱく質「プリオン」が、羊では筋肉中にもたまることを仏国立ツールーズ獣医学校などのグループが確認し、23日付の米医学誌ネイチャーメディシン(電子版)に発表する。蓄積量はわずかなうえ、羊の病気は人にはうつらないとされるため、ただちに食肉の安全性を揺るがすものではないが、「牛でも研究が必要」との声が出ている。
BSEや羊のスクレイピー、人のクロイツフェルト・ヤコブ病は、脳に異常プリオンがたまり、増えることによって起こる。筋肉への蓄積は最近になってマウスや人で指摘されたが、食肉に回る家畜では初めてだ。
グループが(1)スクレイピーを自然に発症した羊(2)感染羊の脳組織を注射した羊(3)感染羊の脳組織を出生直後に食べさせた羊で調べたところ、いずれも、筋肉中に異常プリオンがわずかにたまっていた。発症前でも検出された例があった。
ただ、汚染された羊の筋肉を羊が食べた場合の感染しやすさを、遺伝子組み換えマウスによる実験で調べると、脳の5千分の1程度だった。
スクレイピーは古くからある病気で、羊肉を食べた人が感染する恐れは疫学的に否定されているが、BSE感染牛の肉骨粉を食べた羊の安全性は不明。このため、厚生労働省は羊でも牛と同様、脳や腸などプリオンがたまりやすい危険部位を除去し、12カ月齢以上の羊はプリオンの全頭検査をする対策をとっている。
〈品川森一・動物衛生研究所プリオン病研究センター長の話〉 羊と牛では蓄積される部位の特徴も異なる。人への影響を心配することはなく、現在羊や牛で取っている対策を改める必要もないだろう。ただ、牛についても本当に筋肉への蓄積はないか、最新の知見と技術に基づき調べていく必要はあるだろう。 (05/24 06:15)