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■ドイツで秘密のGM実験栽培が暴露される
国土の半分で偽装実験栽培が進められている(2004.5.10)
環境保護活動家達がドイツ東部のザクセンアンハルトのトウモロコシ畑を破壊した事が発端で、ドイツの16州の内の7州が遺伝子組み替え作物の秘密の実験栽培をさせていることが暴露された。ザクセンアンハルトは、ババリアと共に、GM作物トライアルに出資している事を認めた2つの州の1つであるが、5つの他の州で、29の秘密の場所で、トライアルを行なっている、と述べた。ザクセンアンハルトの経済大臣、ホルスト・レバーガー、また、バーデン-ウイッテンバーグ、ブランデンブルク、メクレンブルク、西ポメラニア、ザクセン、チューリンジアで、牛に与えられるGMトウモロコシが栽培されていると、言った。ドイツの緑の党は、厳しい遺伝子工学への法律を支持していたので、メディア報道でGM栽培の範囲を発見することになった事に、当惑していると言った。緑の党は、与党連合の一部である。「 私達は、実験フィールドの数だけでなく、300ヘクタール[750エーカー]以上になる全体の大きさ、に驚いている。これはまさに単なる実験ではなく、彼らは利益のためにトウモロコシを栽培しているのだ。」と、スポークスマンは述べた。
同党はこう述べている:農民達、は、実験目的のためならGM作物を育てることができるEU規則の抜け穴を、当局に通知せずに、利用している。GM作物を育てる許可申請と中央登記を農民に強制しているドイツ遺伝子工学規制法は、議会上院で、阻止工作をうけている。緑の党は、明確な立法不在から利益を得ようとしているバイオテク産業と保守党の間に同盟工作があると、主張した。グリーンピースは、すでに、実験フィールドの場所は秘密にできないと主張して関連規則の明確化をヨーロッパ委員会に申し込んでいる。クリストフ・ゼン、農業問題グリーンピーススポークスマンはこう言った:「上院の州代議員の[遺伝子工学規制法を妨げる]行為は、国家の利益と人々の利益に反するものである。」
4月に、EUは、GM成分で作られたすべての食物にラベルを貼る事を必要とする政令を導入した。しかし、この規則は、遺伝子変更飼料を与えられた動物からの肉と乳製品には適応されていない。ドイツは、EU政令を無視する会社に対する罰則がなにもない。保守主義者達は、EU規則を破るものに対するドイツ農業大臣の5万ユーロの罰金法案を妨害した。レバーガー氏は、ザクセンアンハルトは実験栽培資金の為、39万ユーロを充てていて、その内、実験栽培で損害を受ける農夫の補償に、24万ユーロを予備に充てている、と述べた。
参考資料
Guardian Unlimited | The Guardian | Secret German GM crop trials revealed
Half the country is experimenting, says minister
Ben Aris in Berlin
Friday May 7, 2004
Special reports
GM food debate
Special report: what's wrong with our food?
http://www.bm-sola.com/bmw/ecowatch/20040509doitudehimitunogmjikkenn.html