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関西電力美浜原発3号機(福井県美浜町)の高温蒸気噴出事故で、経済産業省原子力安全・保安院の事故調査委員会は17日までに、配管の一部が事故前に減肉で擦り切れていたことを突き止めた。擦り切れた部分には配管を支えるフランジが外側から取り付けられていたため、蒸気が漏れずに済んでいた。調査委員会は事故で破断した部分以外でも配管の減肉が進んでいたことを示す事実として注目している。
福井県警が押収した配管を日本原子力研究所東海研究所が調べた結果、判明した。擦り切れていたのは水量測定装置「オリフィス」のすぐ下流の部分で、破断部よりは上流に当たる。炭素鋼製で厚さが10ミリあった配管の内壁が減肉し、幅十数ミリの半月状に完全に擦り切れていた。
調査委員会は擦り切れが空気抜きのためにオリフィスに開けられた「ベント穴」と呼ばれる直径4ミリのすき間の近くで起こっていることから、ベント穴によって乱流が生じ、配管内壁を浸食したとみている。
フランジと配管は溶接でつながっているため、高温の蒸気が溶接部分から噴出する危険性もあった。調査委員会はフランジ周辺が減肉の起こりやすい場所だとの指摘を、中間報告書案に盛り込む方針だ。【山本建】
毎日新聞 2004年9月17日 15時00分
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20040917k0000e040067000c.html