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核燃料サイクル開発機構大洗工学センター(茨城県大洗町)は24日、高速実験炉「常陽」の実験を4年ぶりに再開した。
常陽は高速増殖炉の材料や燃料の開発を目的とした実験用原子炉で、77年に初臨界を達成した。00年に運転を止めて、出力を上げる炉心改造を進めていた。【足立旬子】
毎日新聞 2004年5月25日 東京朝刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/science/news/20040525ddm041040133000c.html
― ところで、日本の核開発はどのレベルにあるのでしょうか?
槌田 その気になれば、日本はいつでも自前の核を持てます。日本はすでに軍用プルトニウムを大量に所有しています。軍用プルトニウムは電力会社の原発では作れないのですが、核燃サイクルの所有する二つの高速炉で製造できます。
高速増殖炉「常陽」は、今は作っていませんが、昔作った約30kgの軍用プルトニウムを保管しています。高速増殖炉「もんじゅ」は、事故までの1年半の運転で、約80kgの軍用プルトニウムを作ったはずです。合計して100kg以上ですが、これを再処理すれば50発の原爆が作れます。
フランスは高速増殖炉を「発電用」と言っていましたが、うまくいかず、発電をやめて軍事専用にしました。日本も核兵器を作ることになれば、「常陽」は軍用プルトニウムの生産を再開し、「もんじゅ」はフランスと同じように、発電をやめて軍用プルトニウムの生産だけをするでしょう。