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(回答先: <米空母>通常型のキティホークは退役 原子力空母に(毎日新聞) 投稿者 ほっくん 日時 2004 年 4 月 02 日 12:19:52)
原子力空母の横須賀配備を米が示唆 被曝の危険増大−−市民団体反発 /神奈川
◇市長らは静観
米太平洋軍のファーゴ司令官が空母「キティホーク」の後継として原子力空母を米海軍横須賀基地に配備する計画を示唆したことについて、地元の市民グループは1日、強く反発する一方、沢田秀男横須賀市長らは静観する構えを示した。
「原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会」共同代表の弁護士、呉東正彦さんは「原子力空母の母港になれば、原子炉の修理で放射能漏れや作業員の被(ひ)曝(ばく)などの危険が増大する」と強く反発。関連施設の整備には横須賀市長の許可が必要なため、早速、沢田市長に反対の意思表明を求める署名運動を始めた。11日には同市内で集会を開き、原子力空母の母港化反対を呼び掛ける。原水爆禁止県協議会も「核持ち込みにつながり、断じて許せない」との声明を発表した。
横須賀基地では昨年11月、キティホークが使用中の12号バースの全長を410メートルに延長する工事が始まった。市民団体などは「12号バースの延長工事は原子力空母を配備するためではないか」と懸念していた。
一方、沢田市長は「外務省に確認したが、米政府は何ら決定していないと言っており、後継艦については横須賀市に、意向の照会があると考えている」とのコメントを発表。松沢成文知事も談話の中で、地元の意向を尊重するよう外務省に申し入れたことを明らかにした。【吉野正浩、川久保美紀】
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■解説
◇首相の「親米路線」も背景に
「08年の後継艦は原子力空母」と米国が早々と示唆した背景には、二つの要因が潜む。
一つは現空母「キティホーク」の老朽化が進んでいるからだ。昨春のイラク参戦後、ドック入り。しかし、昨秋から油漏れ事故が相次ぎ、今年2月にはスチーム故障で出港が遅れた。「かなり老朽化がひどい。08年の時期が1、2年早まる可能性もある」(米軍関係者)との指摘も出ている。
もう一つは、小泉純一郎首相の「親米路線」だ。首相の地元・横須賀では、テロ支援からイラク戦争へと海上自衛隊と米軍の協力関係が緊密化する一方だ。昨年5月、原子力空母「カールビンソン」が寄港したのも、国民への“地ならし”ともとれる。「小泉政権の間に既定路線を確立」との思惑がうかがえる。
来年6月には横須賀市長選がある。反対派はすでに10万人を超える署名を集めた。「原子力空母にイエスかノーか」が、大きな争点になりそうだ。【網谷利一郎】(毎日新聞)
[4月2日19時21分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040402-00000001-mai-l14