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(回答先: 「産業資本主義」の終焉:日本の銀行業が置かれている修羅場:銀行の利潤(粗利益)とは何か? 投稿者 あっしら 日時 2004 年 7 月 29 日 20:44:25)
名目GDPが減少するなかで銀行の粗利益が増加するということは、家計を含む非銀行経済主体のフロー所得がより多く銀行に吸い上げられているということである。
03年の資金循環統計を見れば、「デフレ不況」のしわ寄せが、“物言わぬ”か“騙されている”のかわからないが家計に集中していることがわかる。
そして、産業など日本の非銀行経済主体のフロー所得を利益源泉としている銀行は、それらのフロー所得が低迷すれば、いかにもがこうとも、活動力を回復させることができず衰退に向かうことになる。
竹中大臣、金融庁官僚、銀行経営者は、この経済論理を肝に命じて政策や行動を決定しなければならないのである。
参考投稿については、全文は末尾のURLに飛んでご覧いただくとして、
「年間での家計の資金の出入りを示す「資金過不足」で資金不足になったのだ。
こんなことは、敗戦直後の昭和21年〜23年頃以来約60年ぶりのことである。しかも、02年の9兆2000億円あまりの黒字から、一気に1兆2000億円近くの赤字だから、フローの減少は猛烈な勢いというほかない。」
「大新聞の中にはストックの方に焦点を当て、「家計金融資産1400兆円回復」と、あたかも明るい材料のような間違った報道をしていたところもあったが、とんでもない。ストックが増えたのは、株価が前年よりも上昇して評価額が膨らんだからである。株価が同じなら、ストックも減っていたはずだ。
しかも、家計はギリギリまで追いつめられている。統計の内訳を見ると、保険・年金準備金が5兆円弱の減少で、株式以外の証券も3兆9000億円減った。収入が減った穴埋めに、保険を解約したり、債券を売却したが、それでも追いつかなかったという悲惨な姿になっている。」
本文:http://www.asyura2.com/0403/hasan34/msg/387.html