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(回答先: 如往sann 投稿者 縄文ビト 日時 2004 年 7 月 17 日 09:08:33)
縄文ビトさん、こんにちは。
>「いちばん基本的なものに立ち返れば、譲渡したくないものを譲渡しないですむように、分配が要請される、存在は代替されないし交換されない、存在のための分配、譲渡されないもののための譲渡、交換されない存在のための交換が求められる」 いろんな形での読み方があり、自分なりの解釈が正しいのか、間違っているのか検証のしようもない文章だと思いましたが。もし出来れば要約をいただければと思いますが…
全文を少なくとも二度は読んでいただきたく思います。一読しただけでは私にも殆ど理解できませんでした。時にはノートしながら文脈を追うことも必要だと考えますし、私も楢篠賢司氏の著書を二度通読した後、アンダーラインを施し、ノートに一頁ほどの要約をするといった作業をしています。
>現在私が気が付いたことは、現代という時間の中で(近場の過去も入れて)未来の社会を勘案するのではなく、歴史的な流れの中で現在社会はどう出来上がってきたのか、そしてどのように変化しようとしているのかを、推測だけでなく、引用できる文章を取り入れて書いていくということです。この分野はなかなか他の人では出来ないのではないかと感じてきました。
これは、cultural studiesの基礎的なアプローチで、社会科学や文化人類学において一般的に用いられている手法です。そして、引用する文節にたいする引用者による個別的傍証があってこその文脈移入であると考えます。
>そして未来の社会はどうなるべきか、ということでは基本となることは他者の労働の私有化を否定するという基盤の上に立った、新しい人間社会の構築を文章化することだとこのごろ感じてきたことです。
クロポトキンやバクーニン等のアナーキズムの周縁を散策すれば、100年近くも前から理論化が行われていることは明らかでしょう。また、ここ阿修羅でも過去において繰り返し探究されてきたアジェンダの一つです。
縄文ビトさんには、あっしら氏の過去ログや宮台真司氏のサイトを参照されて、是非一刻もはやく印象論を脱せられることを要望いたします。
また、会いましょう。