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(回答先: 貨幣や市場について [バルタン星人さんへ] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 7 月 12 日 20:08:12)
あっしらさん レスありがとうございます バルタンです。
投稿しようと思ったら既に まさちゃん さんからレスがあり「横道」は全部捨てて書き直しました。
引用は適宣前後します。
>逆に、手に入れた貨幣が純金であってもそれで購入できる財や債券がないのなら、
>拝金主義者でもないかぎり、それを稼ごうと頑張る人はいなくなります。
ミスターゴールドフィンガーなら100兆円の米国商務省債券のかわりにフォートノックスの金塊を
要求するかもしれませんが、...一家に一台純金風呂
>(貨幣は他者関係性の表徴でありモノではない。貨幣そのものが有用ではなく、他者関係性の
>基礎にある労働に有用の源泉があり、その交換とも言える財の購入手段として“意味”がある
>のだから貨幣は記号でもかまわないという理解に進めば神秘のヴェールをめくることができます。
>もちろん、そのためには人が類として欲深い存在であることが必須です(笑))
ミクロネシアの巨大な石貨は持ち運びすらできないし置いてあるだけで盗むことも出来ない。
所有するには「俺のもの」と宣言して名前を彫ればよいわけですが、ちゃんとモノが買える。
売った人間は元の名前を削って自分の名前を彫るという....
>「既に分配の問題も解かれている」というのは、価格が交換によってのみ現象するもの
>であるのなら、そのような価格が付くという前提として、それらを買う人がなにがしかの
>貨幣を保有していることを意味します。そして、その貨幣は、ほとんどの場合、なんらか
>の活動に従事することで手に入れたものです。
「情報」と「物流」の遅延(時間差)を貨幣が媒介しているのではないかという事です。
>世界を数学的規則性に還元しようという思考操作ではなく、世界は数学的規則性を持つ近代経済論理に
>縛られていると認識するほうが突破力があると思っています。
>(人がそんなものに縛られたままでいいのかという価値観問題も含めて...)
了解です。「近代経済学」で「なめているんじゃなか」と言いたくなる話が、まことしやかに
語られることへの苛立ちがあるので...
>「死せる貨幣」は、価値実体(モノ)性が喪失したことのみに関わる表現であり、それは現実世界
>の人々の関係性がどのように変容したかということで重要な“出来事”であるという見方です。
恥ずかしながら伺いますが、身も蓋も無く言えば「金本位制の停止」や「基軸通貨」という歴史性、
出来事性として現れたと考えて良いでしょうか?
>これは冒頭の説明及び第一のレスの内容にかかわるもので、何をもって貨幣と呼ぶのかという
>問題になります。
>現在のように中央銀行が貸し出しを通じて供給するような貨幣に不可欠性はなく、貨幣と呼ぶ
>必要がないある表徴でことたれる関係性に既に達しているという見方で、プルードンを擁護します。
ちょっと受け止められないほどの破壊力のあるパンチです。
結局おおもとの話に戻ることになりますけど私なんか「平準化」といっても自分の生きている間
はないだろうと高を括っていた「思考怠惰」だったわけですし。
>政府が買い上げるという経済行為は、英国の納税者が少しずつですがスイカ農家に贈与を
>していることを意味します。(それが共同体性の在り方でもあります)
揚げ足をとるつもりはありませんが、国家が介入する政策は「収奪−再分配」であり贈与と呼ぶ
ことは危険である気がしますが。国家はまず他の国家に対する国家であり、領土の保全と
交戦権を本懐とする特殊な「共同体」だと思います。
>その価格を見て、生産の調整が行われることになりますが、それが市場に出たときに“均衡”
>をもたらすという話はまったくありません。(裏目にでることもあれば、無思慮な人が得をすることもある)
工業製品も陳腐化という時間性から自由でないわけで、地面に埋められるか100円ショップに
叩き売られるかはともかく商品としては腐るわけで、腐ったものは廃棄されるしかないですね。
>だからこそ、生存維持活動の主要部分は、ある程度狭い「開かれた地域共同体」で自存的
>独立的に行うほうがいいと考えています。
これはあっしらさんに質問する前に、もう少し考えて見ます。
【まさちゃんさん】
>スラスラッと大変なことを書いてらっしゃいますね。
>この“明示的な法改正ないし政治的権力によら”ずに“実質的な抹消”を可能にする方法ってなんですか?
>利敵行為になるから言えないのかな??
>この掲示板に集う皆が一番知りたいと思っている内容だと思うのですが・・・。
そこに行く前にもうすこし前提になる話があると思いますが....私も聞きたい(苦笑)